2024/03/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイェフィムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイズナさんが現れました。
イズナ > 仕えている女主人からある種の薬品を買い求めてくるように、と命じられたのが今朝の事
王都中を探し彷徨い方々訪ねたが見た目のせいなのか、どこの店でも侮られているようで、
あっちへこっちへ、とたらい回しにされてしまったようである
それでも、女主人にお使い一つ満足にできないのかしら?と言われてしまうと思えば、
これくらいの苦労は全く苦にはならなかったし、女主人の小言を延々と聞かされる事に
比べればこちらを侮る店員との会話の方がよっぽどマシであった

店員に聞いた所、探している希少な鉱物でなんでも媚薬の材料になるらしかった
女主人の性格、生活を思えばなるほど、と思わぬではないが、同時にしょうもない事に
駆り出されたものだなあ…と嘆息が溢れる。とはいえ、これもいつもの事ではあるのだけど

さてさて。生薬やそれに伴う機器類を一手に扱う商店で聞いた所では、
探している鉱物は途方もなく価値が低く、商売にならないため取り扱ってはいないらしい
ひょっとしたら、もしかしたら…と色々な商会や商店で聞く所によれば貧民地区であれば…というので、
こうして足を運んでみることにした

貧民地区のあたりまで来るとはっきりと平民地区と空気が違い、日を改めればよかったと思わぬでもない
何やら饐えたような匂いが漂っているし、ハッキリと辺りは暗い
何をしているのだか判らないし、知りたくもないのだけど、座ったままジッと動かない人影や、
道の端に等間隔に立つ女であったりとか、王都というかこの国の薄暗い側面を見たような気分になる

「悪いなあ…空気…」

物陰から夜盗が飛び出してきてもどうにか出来るが、退廃した空気感みたいなものはどうすることも出来ない
小動物から昇仙した身であってもどうすることも出来ない事はあるなあ、とか
薄らぼんやりと考えながらとりあえず、店らしきものを探してみることにする
因みにどこに探しているものがあるのか、今の所、見当はつかない

イズナ > こうしてお使いは続くのであった
見当もなく探しさまよった果てに探しものを見つけることが出来たのか…
それはまた別のお話

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイズナさんが去りました。