2024/02/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミィルさんが現れました。
■ミィル > 貧民地区の一画にひっそりと佇む教会
そこは古びてはいるものの、この辺りの建物にしては珍しくきちんと手入れがされているのが見て取れる。
そればかりか、狭いながらにその庭に咲いた花が、ややもすると無彩色に見える街並みに彩りを添えている。
その庭の世話をしているのは、古くからこの教会を切り盛りしている老神父―――ではなく。
最近、顔を出すようになったひとりの少女で。
「―――綺麗に咲いてよかった。」
司祭様の紹介でこの教会のお手伝いをするようになって数週間
やってきた頃は、庭はあれど乾いた土が剥き出しになっていた始末
辛うじて枯れていなかった庭木に水をやり、肥料を与えて、どうにか花が咲くまで漕ぎつけた。
ここを訪れる人に、少しでも潤いを感じてもらえればと、赤い花弁を摘まんで揺らし。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミィルさんが去りました。