2024/02/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
気紛れな少女が姿を現しているのは、そんな地区の中でも、人気の疎らな場所。
そして、何をやっているのか、と言われれば…
「………ふむ、当然と言えば当然じゃが、微妙な収獲じゃのぅ」
今居るのは、裏通りの中でも入り組んだ場所、そのど真ん中辺りだ。
ぽん、ぽん、と手にした小袋を、お手玉のように軽く上に投げては手に取り。
ふーやれやれ、と言った感じに、軽く溜息を吐いてみせる。
手にした小袋…手にする度に、ちゃりちゃりと金属の擦れる音を立てるそれは。
大きさの割りに、少ないゴルドが入った財布、と分かるだろう。
スリ行為?いやいや、財布は奪ったが、奪った相手は、悪さを行っていた小悪党。
しかも、スリをしたのではなく、叩き伏せて身ぐるみ代わりに頂いたのだ。
良いじゃない、だって誰かを脅そうとしてたとか、悪い事をしていたんだもの。
■タマモ > こうした人気の無い場所は、何かある可能性があったりするから面白い。
場所が場所だから、何をしても、それなりに大丈夫そうなのもありがたい。
まぁ…だから、犯罪が起こり易いのだろうが、己にとっては、さしたる問題ではないのだ。
その犯罪行為を犯す、そんな可能性を持った内の一人、でもあるのだし。
さて、この軍資金を使い、買い物をしようか、賭博でもしようか。
そんな事を考えながら、少女は裏路地を練り歩く。
こうした場所は、意外な店とかも、見付かる事があるのだ。
…良い意味でも、悪い意味でも。
今回は、どんな事が起きるのか。
それとも、何も起きずに散歩を終えるのか。
そんな事を考えながら、相も変わらず、人気の無い路地を、ふらりふらりと歩き続ける。
■タマモ > 目的はありそうもなく、その視線は、適当に周囲に向けられる。
適当に、道が見えたらそちらへと、向かい向かって、歩みを進め。
そんな少女が、その後どうなったのか。
それは、この路地の奥、闇の中。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレザンさんが現れました。
■レザン > 雲に遮られ月の光もない、夜更けの貧民地区。
淡く光るホタルのような何かが、人の手の届きそうな高さを、気まぐれにあたりを飛び回っている。
迷い込んでしまった者を導く不思議な灯火……ではなく、
迷い込んでしまった者を更に迷わせたり、からかったりするのが趣味の悪い妖精だった。
その妖精を見て、珍しい生き物と見て、掴まえて売りはらおうという輩もいたりするが……今のところはそんなドジは踏んでいない。
「からかいがいのある奴はいないかなぁ~っと……」