2024/01/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「………ふむ」
王都マグメール、貧民地区。
そこに並ぶ、建物の一つ、その屋根の上。
器用にバランスを取り、屋根に座る少女は、なぜかそこから、釣り糸を垂らしていた。
それが伸びている先は、人気の疎らな路地の裏。
それを垂らす目的は…まぁ、単なる悪戯である。
なにせ、その先にくっ付けてあるのは、湿った布の塊だからだ。
無用心に…まぁ、用心をしていても、そこに布の塊を引っ張り寄せ。
適当に、どこかにこれを、ぶちあてる、以上。
もれなく、面白い反応を見せてくれた子には、己が襲い掛かるおまけ付きである。
…え?要らない?それは却下だ。
■タマモ > そんな釣り糸が垂らされているのは、日中か、はたまた夜中か。
気紛れな少女が動くのは、時間を選ばず、場所を選ばず、風の向くまま気の向くまま。
時折、手にした釣竿を、ゆらりと揺らし。
下で揺れている、湿った布の塊を、右へ左へと動かしてみる。
…いや、動かしたところで、川の魚じゃあるまいし、獲物が引き寄せられる事はないだろう。
興味本位で、寄って来る、なんて場合はあるかもしれないが。
今の時間が夜中なら、暗闇に隠れ、はっきりと見える事はない…かもしれない。
少女は少女で、そちらに意識をそう向けている、と言う訳でもなく。
座ったまま、ゆらりゆらりと、複数の狐を模した尻尾を揺らす。
ぴんと耳を立て、一応は、周囲の音も探ってみる。
そうして獲物を探ったところで、来るか来ないかは運次第…それも、悪くはない。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。