2023/11/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 無間の法、ある場所に印を施し、脱出不可能の空間を作り出すもの。
場所を作り出し、誰かを招くのとは違い、直接にその場所を使うのが違うところだ。
無理に引っ張り寄せる必要はなく、日常に使うその場所、それをそのまま使う為、相手を引き込み易いのが良いところ。
…ではあるものの、これにも欠点はある。
刻んだ印を見付けられ、それを消されれば、その場所は元に戻ってしまう。
もっとも、その印を見て、それがここを作り出す元となっている、と気付ければ、の話だが。
まぁ、考え方を変えれば、何らかの弾みで消してしまっても、消えてしまうのだ。
それこそ、軽く擦ったりしただけでも。
さて、そんな空間を作ったのは、大通りから、少しだけはずれた小道。
普通に、近道とかに使われている、そんな場所だ。
それを選んだのは、この空間、放り込めるのは一人だけ。
一人入れれば、その空間は切り離され、その場所は元の場所へと戻るのだ。
入った事にも気付けない、そんな空間へ、うっかりと足を踏み入れる人物は…
■タマモ > そうした場所でも、時に、誰も来ない時がある。
自分の意思ではない、そうした流れでは、それなりに運が傾けども。
少し混じると、それが思い通りに動かない。
「これが…物欲せんさー、と言うものじゃろうか」
そう手間が掛かってないだけに、作った、と言う点では気にならないが。
流れを読み切れぬ、そんな状態に、ふむ、と軽く思案する。
もう少しだけ、そうして考える仕草をしているも。
何か思い付いたか、ぽむ、と手を叩く。
「よし、とりあえず、あそこじゃな」
と、そう呟けば。
とん、と地面を蹴り、その身を周囲の建物の上へと舞い上げさせる。
ふわり、と屋根の上に着地をすれば、そのまま、屋根を伝いその場を後にするのだった。
………あの場所に、残しておいた空間?
大丈夫、一日すれば、放置してても消えてくれる。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。