2023/11/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・安酒場」にクローネさんが現れました。
クローネ >  
「あー、もう。今日はもう仕事終わり終わり~。やってられるかってーの!」

貧民街…その安い酒場のカウンターでくだを巻く女が一人
安物のエールが並々と注がれたタンブラーをぐぐーっと煽る、決して上品ではない振る舞い

やや不機嫌なのには理由はある
雑に済ませそうなギルドの仕事を請け負ったが結果が芳しくなかったのだ
貧民街に潜む少人数の盗賊のアジトを調べる、といった程度の内容
思った以上に小規模だったため、ついでにとっちめてやろうとアジトごと爆破したのが不味かった
盗まれたものや証拠まで木っ端微塵にしてしまったため、ギルド側から報酬を3割程度しか貰えなかったのだ
ああん!?とギルド員にブチ切れてみせたものの、報酬は変わらず

腹が立ったのでやっすい報酬を全部飲んでやろうと、そう思って
今に至るわけである

ご案内:「王都マグメール 貧民地区・安酒場」にクロスさんが現れました。
クロス > (夜の貧民地区を煙草を吸いながら歩き、酒場に入る男が居た。
全身が黒に染まっているミレーの男、クロスはギルドの依頼を終えて今夜の締めにとこの店にやってきたのだった。
普段ならもっと良い酒場に入るのだが、参加した依頼がしょぼく、報酬もそれほど貰えなかった為にこの店にしたのだった。)

「・・・。」

(店に入るや否や期限の悪そうに振舞う少女を見かける。
雰囲気やら何やらで見る限りかなりの量を飲んでいると見て、今夜の分がなくなっては困ると思い、隣の席に座る。)

「やかましいぞ…。
騒ぐんだったら、もっと安い店にしたらどうだ?」

(何様と言わんばかりの態度で声をかけては同様に酒を頼む。
そこまで美味しくはないウィスキーロック、だが、今夜はこれで十分なのである。)

クローネ >  
平民街のほうの酒場じゃ大して飲めないだろうし、と貧民街の汚い安酒場に来てみたが
まぁエールですら美味くないのだから大したモンである
とりあえず酔いたいならコレでいいか程度の酒といっていい
そんな酒でないとガンガン飲めない程度の報酬なのだから話にならない
…なんだけ余計に腹が立ってきた

すると隣の男から声がかかる
どうやら自分のくだ巻きが五月蝿い、ということらしかった
もっともである
もっともである、が…

「ん~? こんな場末より安い店なんてあんの?それって泥水でも出す店?」

視線を向ければ、かなりの長身に見えるミレーの男
まぁミレーを見かけることなんて珍しくもない

「そっちこそ女に声かけるならもっと気の利いたセリフにしたらどーお?」

男の態度もなかなかだろうが、女もまた口が悪い…
喧嘩はしてくれるなよと怪訝な表情を向けるマスターの視線など露知らず、だ

クロス > 「泥水を啜った方がマシって店なら、ごまんと知っているぞ…。」

(一杯、酒を飲みほしてため息交じりに答える。
貧民地区での暮らしは長いためにここら辺の土地勘は詳しいほうであった。
中には違法ルートで入手されたものや体液を使った物だとあるため、知らぬが仏と言う言葉がお似合いの物を出す店も平気であるのだ。)

「気の利いたセリフか…。
だったら…何があってそんなに不機嫌なんだよ?話でも聞いてやろうか?」

(よくあるような気の利かせるセリフ。
その言葉自体に感情も狙いもない、ただの張りぼてなセリフであった。
マスターの表情も気にすることなく、今は騒いでいたこの少女を相手をするだけに行動するのであった。)

クローネ >  
「うわー、やだやだ。そんなのカウンターで隣あった美人に教えないでよねえ?」

泥水だなんて冗談で言ったのに、本気で返してくるものだから
ひらひらと片手を振って見せて話題を切る
本当に紹介されても困るだけだし、と

「別にぃ~?話なんて聞いてもらったってねぇ~。
 それで気分が晴れるような話でもねーしそれはいっかなぁ」

良い店なら一杯奢って、なんて言ったりもするかもだが、今日はただ酔いに来ただけである
後は適当な今夜の肉竿を探しに……

「………」

じぃー、と男を見る
ツラは悪くない、背も高いからまぁそれなりのモノを持ってそうだけど、ミレーってどうだったか
なんて値踏みするような、あまり気持ちよくはない視線…