2023/11/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にサテラさんが現れました。
サテラ >  
「ほえ~……ここが娼館通りかぁ」

 きょろきょろと、興味深そうに周囲を眺めながら、通りにやってきた少女のような風体の女が一人。
 客引きに声を掛けられるが、やんわりと断っている様子が見れるだろう。
 そんな女が、あなたの方へと歩いていき、やんわりと微笑んで手を振った。

「こんにちは。
 ここって、いつもこんな感じなの?
 それとも、時間が悪いのかな」

 と、溌剌とした口調で声を掛けるだろう。
 

ハク > 「おや、初めての方……でござるかな?」

既に娼館通りに贔屓の店があったりする客はこの広場は素通りして入っていく。
この時間であってもそれはかわらないだろうし……逆に、夜であっても目の前の女性のように初見で好奇心のある人間であれば尋ねてくることだろう。
だからこそ、手を振り近づいてきた女性に思考を止めつつこちらもにこりと笑みを浮かべて迎え。

「えー、そうでござるなぁ。まだ日が登ってる時間ゆえ、大体こんな感じでござる。
 もし賑わってるのが見たいのであれば、あと……んー、4時間後、くらいでござるかなぁ」

問われた内容に返事をしつつ、ちらりと女性の頭から足までを見る。
雰囲気からしてもあまり娼館を積極的に使うような人ではない、気がするが……

「して、案内が必要でござろうか?
 それがしは『びーすとろあ』所属の娼婦、兼冒険者でもあるハクと申すにござる。
 基本的に男性向けの店であれば案内できるにござるが、もし男娼が好みであれば友人を呼ぶでござるよ」

サテラ >  
「そっか、日中はこういうものなんだね。
 わたしの街だと、日中も賑やかだからなんだか新鮮」

 ほへーと、気の抜けた調子で広場を眺めてから。
 ちょこん、と気安い様子であなたの隣に腰掛けるだろう。

「ん~、興味はあるけど……どうせなら女の子の方がいいかなー。
 あなたとか、面白いお話し聞けそうだし、可愛いし。
 抱っこして一緒にお昼寝とかしたくなる感じで」

 そう言いながら、片肘をついてあなたを楽し気に眺める。
 言葉の調子から、昼間から持て余しているわけではない事は直ぐにわかるだろう。

「びーすとろあ、のハクちゃんだね。
 わたしはサテラ。
 すごいね、ちっちゃいのに冒険者さんなんだ」

 と、興味深そうにあなたの頭の上を眺めて。

「そういえば、さっき聞こえちゃったんだけど、魔法を学びたいの?」

 なんとはなしに、風に乗って聞こえた呟きをたずねつつ。
 あなたの頭にそおっと、手が伸びていく。
 

ハク > 「そうでござるね。やはり夜がここはにぎやかでござる。
 まぁそれに伴って治安も悪くなるから、注意も必要でござるが」

軽く周囲を見回すも、広場にいるのは同じ娼婦・男娼仲間だけ。
少々珍しい人馬姿の女性に多少なりと視線が集まっているものの、その量も多くはない。
それどころか日差しに居眠りをしている姿もあり、ある意味一番平和な時間だろう。
となりに腰掛けてきた女性に、うむ、と頷きつつ……続く言葉には少し照れを見せて尾をくねらせ。

「面白い話……ができるかどうかは、難しいにござるなぁ!
 見た所、そちらのほうが冒険ということはよくできそうにござるし……
 抱っこ、む、まぁ、されるのは慣れてるので問題ないにござるが、むむ」

抱っこしてお昼寝、というのはある意味平凡な一日の過ごし方として魅力的ではある。
だからこそその提案には耳をぷるりと震わせながら嫌、という気配がまったくない様子で首をかしげ。

「サテラ殿でござるな、よろしくたのむにござる。
 うーむ、まぁちっちゃいと言っても、あー……」

耳を震わせ少し悩み。まぁ、娼婦案内にも書いてあるからいいか、と少し考え。

「ちょっとまぁ事情があって、年齢が変わらない体になってるでござるよ。
 不老みたいな状態でござるし再生もするので、年齢としては……覚えてないでござるが200は超えてる、はず?でござる」

とはいえ肉体に精神が引きずられているため、老獪な雰囲気はカケラもない。
その事に恥ずかしそうにしながら、頭に手を置かれてサテラの顔を見上げ。

「む?うむ、そうでござる。それがし、魔法が基本的に独学でござるのでそんなにバリエーションないのでござるよ。
 冒険する上で必須、というほどではないでござるが、もっと覚えれば楽にはなるかなぁ、と思う故」

問われた言葉に返事をしながら、無詠唱で掌に小さな火の玉を作ったり風を巻き起こしたりする。
それくらいは芸レベルになるものの、出力は大きくはなくて魔法使い初心者、という程度の代物でしかない。

サテラ >  
「んふー、その気ならご指名するから、お昼寝するー?」

 とっても抱き心地がよさそうだなぁ、と思いながら頭を撫でていたら、ぴたり、と手が止まる。

「――えっ、あー、それはその。
 ごめんなさい、ハクさん」

 ヒト、特に純粋な人間以外は見た目によらなすぎる。
 申し訳なさそうにしつつも、触り心地の良いあなたの頭から手が離せないのだが。

「おおー、上手上手!
 複数元素使えるのは、素質がある証拠だよー。
 わたしも元素魔法が使えるけど、それ以外はからっきしなんだよねー」

 そう言いつつ、指先を指揮するように振ると、あなたが作った火の玉がゆらゆらと自在に飛び回り。
 足元では土が盛り上がって、手の平サイズの土人形が、両手からちょろちょろと水を出して水芸をしている。

「わたしの元素魔法でよかったら、基本くらいは教えてあげられるけど。
 ハクさん、練習してみる?」

 両手の指先で魔法を制御して、土人形が水芸をし、火の玉を風に載せて躍らせている。
 それだけで、見た目不相応に魔法の制御が得意な事は証明できるだろうか。
 

ハク > 「お昼寝だけなら特に指名とかなくてもいいでござるよ!」

見た目相応に精神的にも幼くはあり、だからこそ頭を撫でられるとそれだけで狐尾はぱたぱたと振られている。
それだけ気持ちよさそう、という事を表現しており。

「いや、謝ることはないでござるよ。
 その御蔭で娼婦としての仕事は大分楽、でござるし……それが原因でお客様に選んでいただける事もあるでござるし。
 再生力高いのも冒険の最中の怪我が平気、という利点もあるでござる」

撫でていた手がとまり申し訳なさそうにすると、気にする事ではないと慌てて手をふり気にしないようにお願いをする。
確かに元のただの人間に戻りたい、という欲求はあるし戻る手段を探してはいる。
いるけれど――この国のこの生活に慣れてきてしまっている、というのも事実なのだ。

「お、おおお?おお、スゴイでござるなぁ。
 それがしの作ったものを奪われるとは、思わなかったにござる」

話を切り替え、という感じにサテラが指をふり。
それだけで生み出した火の玉が取り上げられて空中を踊り、それだけでなく地面から人形が生まれて水まで出してきた。
こっちは最も得意な火と風だったからこそ無詠唱でできただけなので、その得意だったものの制御を奪われた事に驚きをもって目を見開きながら拍手してしまう。

「おおお、いいでござるか?
 ……将来的には、できればこの耳と尾を隠すような幻術が使えるようになれば、とか考えているでござるが」

希望の術式はおそらく応用で難易度が高いもの。
とはいえそもそもの基礎すらできていない状態であるので、教えてもらえるのであれば、と拳を握りしめてガッツポーズをとる。

サテラ >  
「おー、なるほど、そういう利点もあるんだぁ。
 確かに、嗜好もいろいろあるもんねえ」

 しみじみと、性癖は深淵のようだなぁ、と遠くを見てしまう。
 気にしないでよさそうなので、余計な気遣いはやめようと思いつつ。

「えへへ、褒められると嬉しいなぁ。
 わたしの場合、先生が良かっただけだと思うけど」

 照れたように笑うと、ぽん、と手を叩いて、火を消し人形を土に戻す。
 こうした熟達した分野であれば、それなりの芸当はできるのだ。
 とは言え、あなたが素質に恵まれている事に間違いは無いだろうと、半ば確信しつつ。

「もちろん、わたしでよければ。
 ――んー、幻術かあ。
 たとえば、こんなの?」

 軽く、ぴょんと跳ねて立ち上がれば。
 突然淡い光に包まれて、人馬の少女は、人間の少女の姿に変わっているだろう。

「なんて、これは変身魔法だけどね。
 わたしも得意なほうじゃないけど、たぶん教えてあげられるよ」

 そう言いながら、あなたに手を差し出して。

「さて――それじゃ、ハクさんのお時間買っちゃおうかな。
 基礎レッスンと添い寝で、これから一晩。
 お相手してくれますか?」

 そして楽しそうに笑いかけた。
 

ハク > 「……まぁ、そのせいで自分の性癖が歪んだ自覚もありはするでござるが」

ぼそ、と小声で呟くのはちょっとばかりあんまり認めたくはないけど自覚せざるを得ない事実。
長く娼婦仕事もしているせいで、前は冒険7:娼婦3くらいだったのが今は娼婦9くらいの割合で仕事してしまっている自覚もあるため、多少なりと冒険者よりに思考を戻さないとなぁ、という悩みもあるが、流石にそこまでは口にはできず。

「こほん。あいや、先生がいいのはやはりいいことでござるよ。
 それがしも空間術だけはちゃんと教えてもらえたので、それだけはしっかりできるにござるし」

サテラが術を解除してすべて消し去るのを見た後、これだけはしっかりとした魔族式の術である空間術で右手を異空間に差し込む。
そこから取り出したのは冷たい水の入った簡素な水筒で、それをサテラに差し出し。

「お、おお?おおお……すっごいでござるなぁ……!
 変身魔法、そんなのもあるんでござるなぁ」

差し出したポーズのまま、目の前で変身し人間姿になったサテラに驚きの顔を見せる。
その驚きたるや、尾がぶわっと膨らみ、ぴんと立つほど。
それだけ驚いてしまっていることを明確に示し。

「――それは、その、ありがたいでござるなぁ。
 はい、では一晩、お愉みの時を過ごす手助けをできるよう、頑張らせていただくにござる!」

そして差し出された手に水筒を渡しながらその上で握り。
にっこり笑顔で頷きを返すのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からサテラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からハクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレンジュさんが現れました。
レンジュ > 「夜は冷えるが昼間は暑いな…、これなら水浴びにでも行きゃよかったか…。」

のたのたとした足取りで歩いていき、商店を覗きながらの一言。
ぼやくような一言にちらりと店主がこちらを見やったが、なんでもない、とばかりに片手を上げる。
そして商店をちらちらと覗き込んでは足を進め、その間も周囲への警戒は怠らない。
そればっかりはしょうがないだろう、この地区で気を抜きすぎることはよろしくない。
何故なら…。

「…。」

ぐい、と自分の懐に延ばされた手を捻り上げる。
いででで、と悲鳴を上げる男の声に重ねるようにして冷たい声を出し。

「スるならもうちょい上手くやりな。」

ごきん。
大きく響く音を立てて男の肩を外してやれば、畜生!!と泣き言を言いながら走り去っていく姿を見送る。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からレンジュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイェフィムさんが現れました。
イェフィム > くちゅん、と小さくくしゃみを一つ。
段々と寒くなってきたなと思いながら通りを歩いていく。
また来たのかという視線を浴びながら、ひら、と軽く手を振ってその視線に応えながら歩き。

「うん、まぁ異常なしだな…。」

いつもと変わらない、と言う意味で。
時折子供たちが「イフだ!!!」「遊んでー!!!」と、絡みに来るのを見て、わしゃわしゃと頭を撫でたりしつつ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にサテラさんが現れました。
サテラ >  
「わーい!
 イフちゃんだー!
 遊んで遊んで~!」

 彼女を囲む子供たちに混じって、一匹、見覚えのある少女が絡みに来た。
 今日は人馬姿じゃなく、街中なので人間の姿のサテラだった。
 

イェフィム > 「ちょっ…!?
 いい年した奴まで混ざってくるのか。」

キャッキャと子供たちに混ざってから見に来る少女にぎょっと目を丸くし…。

「…遊べって言われてもなぁ、俺あんまり遊びには明るくねぇぞ?」

何して遊べってんだ?と、子供たちに乗っかられたりしながら首をかしげる。
少女人の姿をしているのを見れば、まぁそりゃそうかと思い。
周りの人々は少女を普通の人間だと思っていることだろう。

サテラ >  
「えへへ、お散歩してたらイフちゃんがいたんだもん~」

 いい年したやつ(年齢不詳)なところのサテラは、悪気もなく子供に囲まれる彼女を楽しそうに眺めて。
 
「んー、この街の雰囲気的には、エッチな事とか?」

 さらっと、教育的によろしくない事を口走ったりする。
 とはいえ、本気でない事は口調ですぐにわかるだろう。
 

イェフィム > 「…そ、そうか…。」

いい年した奴(年齢不詳)の少女の出現に、
子供たちは「イフの彼女?」などと首をかしげている。
それに対して「違う!!!」と強く否定しつつ…。
続いた言葉にはぐほっとせき込み。

「阿呆!!!子供に何教える気だ!!!」

思わず顔を赤らめて反論した。
子供たちは「エッチなこと?」「教えて~!!!」と、わやわやと騒ぎ立てている。
本気じゃなくっても子供たちは本気にとるんだぞと。

サテラ >  
「そうだよ~イフちゃんの彼女なの~!
 だからえっちな事もしちゃうのです!」

 顔を赤らめるあなたの反応や、子供たちが騒ぐ様子に、わざわざ腕を絡めに行きつつ、にやにや笑いながら、あなたの様子を楽しそうに見上げるだろう。

「え~、子供だから早いうちにちゃんとした事、お勉強した方が良いと思うけどなー。
 わたし、初体験十才くらいのときだったしー」

 なんて、衝撃的な発言を、いつくらいだったかなぁ、なんてぽやんと思い出すようにしながら。
 子供たちには、きっとほとんど意味が通じないだろうが、興味は引いてしまいそうだ。
 

イェフィム > 「しないしない、してないからっ!!!」

腕を絡められたら「やめろ!!!」ともだもだしつつ、
この間知り合ったばっかりだからと付け加えた。

「俺だって初体験は……って何言わそうとしてんだよ!!!
 そういう問題じゃないってーの!!!」

危うく初体験年齢を暴露しそうになって慌てて取り繕う。
ぶっちゃけ初体験は少女と大差ないが…、とここでは言っておくが。
子供たちは「イフ顔真っ赤ー。」「えっちだー。」とわやわやされれば、
その子供たちの頭にげんこつを一つずつ落としておくことにする。

サテラ >  
「わーい、イフちゃん顔真っ赤~!
 ――ひにゃんっ!」

 子供に混じって茶化していたら、一緒にゲンコツされてしまうのだった。

「う~、イフちゃんと遊びたいだけなの~。
 ねー、みんなー?」

 と、地面にぺたんと座って。
 子供たちと同じ視線であなたを見上げながら、子供たちと一緒に『遊んで~』と言い出すだろう。

「――というか、イフちゃん、良いところの騎士さんみたいなのに、こういうところにも来るんだね?」

 ゲンコツで泣いちゃった子の頭を撫でて、泣き止ませたりしつつ。
 不思議そうにあなたを見上げるだろう。
 

イェフィム > 「うるっさいな…!!!」

ごちん、とげんこつを落とせばぷんすこと怒った様子で。

「…俺“で”遊ぶの間違いだろ…。」

多くの子供たちが少女の言葉に対し「うん!」と元気に答える中、
ちら、と少女とイフの胸を見る多感な年頃の少年もいただろう。

「…そりゃな、もともとはここ生まれだからな。」

泣かせてしまったらやりすぎたかとも思いつつも、
ぽんぽん、とげんこつを落とした頭を撫でてやりつつ応えて。

サテラ >  
「それは、まぁ~……イフちゃん可愛いから、ね?」

 理由になっていない理由を言いつつ、『で』遊ぶ事は否定せず。

「ほえ、そうだったんだ?
 それで騎士様って、なにか転機になる事とかあったの?」

 気になる、という視線で、膝の上に抱っこした子供と一緒にあなたを見上げる。
 言ってしまえば、貧民街出身とは思えないくらいに整った身なりなのだ。
 けれど、こうして子供たちに接している様子を見れば、出身がこの街と言うのも納得で。
 

イェフィム > 「可愛くない…!!!」

否定されない位言葉に若干の悲しさを感じた。

「別に。貴族の家に引き取られただけだよ。
 そうじゃなけりゃ、相変わらずここで暮らしてただろうなってくらいだ。」

気になる様子で見つめられれば、特に隠すこともせずに。
貴族の家に引き取られてからはたまに孤児院なんぞに寄付もしているが、
そこは自分から言うべきことじゃないと思っている。

そんな時、「えいっ。」と一人の少年が二人の胸に手を伸ばす。
二人をからかうつもりなのか、単純に気になっているのか、
二人のサイズの違いを確かめるような感じで。

サテラ >  
「可愛いよ?」

 真顔で、きょとんと。
 なにを言ってるんだろうとすら言いたげだ。

「あ~……そっかぁ。
 そういう事もあるんだねえ。
 大丈夫?
 息苦しかったりしない?」

 あなたの性格をなんとなく感じとった辺りでは、あまりお行儀のよい暮らしにはなじめないのでは、なんて思ったりもしていたが。

「……あら」

 胸に子供の手が伸びても、特に気にせず。

「なあにー、まだおっぱいが恋しいのかなぁ?
 それとも、お姉さんたちのおっぱいが気になっちゃった?」

 なんてにこにこしながら少年の自由にさせている。
 

イェフィム > 「可愛くないの。」

真顔で、じっとりと。
はっきりと言い切った。
そこらへんは譲る気がない。

「別に~、俺は結構好き勝手させてもらってるからな。
 お行儀よくしてるつもりもねぇしな…。」

けッ、とばかりに肩をすくめて見せる。
義両親に反発しつつ、義両親の圧迫を感じつつ、
それでも好き放題させてもらってる。
時折社交界のパーティなんぞで息苦しさは感じる者の、
それに対して無理に合わせているつもりも無く。

「こらっ…!!!」

むに、と胸に少年の手が伸びれば、わずかにビクリと身体を震わせる。
どうやら感度的には良い方らしい。
少年は「…うん。」と、おっぱいが気になるかという問いにうなずいている。
それを見ている多感な少年も、頬を赤らめながらうずうずしている様子で。

サテラ >  
「可愛いのになぁ」

 仕方ないなぁ、と言うような調子で言うあたり。
 きっとこれからも可愛いって言い続けるつもりだろう……。

「へえ、貴族階級ってそんなに自由にできる印象なかったけど。
 んふふ、たしかに、イフがお行儀よくしてるイメージ浮かばなーい」

 くすくす笑いつつ、あなたの生い立ちになるほどなあと納得した様子で。
 さて、それはそれとして。

「だめだよイフちゃん、そんなふうに怒っちゃ。
 男の子が女の子の体が気になるのなんて、当たり前のことだもん」

 なんて言いつつも、少年の頭をよしよしと撫でつつ。

「でも、もうちょっと大きくなってからね。
 そしたらきっと、イフお姉ちゃんがちゃんとしたお勉強させてくれるから、ねー?」

 なにが、ねーなのだろう。
 勝手な事をのたまいつつ、にこにこと、落ち着かない様子の少年をあやし。
 

イェフィム > 「……むぐ。」

むぐう、と呻きつつ、相手の様子を見る限り、見止めてないだろうなと悟らされる。
これからもこのテンポで話を進められるのかと…。

「義両親も半ばあきらめてるからな。
 それくらいにしていりゃいいんだよ、恩義感じてる分はちゃんと返してるつもりだし。」

生い立ちに関しては後ろめたいと思うことは無く、
ふん、と無い胸を張って自信満々に。

「いや、服で隠れてる部分はそう簡単に触れちゃいけないだろ…。
 わっ…、こ、こらっ…!!!」

確かに異性の身体に興味を持つのは自然なことだが…。
そう思いつつも、うずうずしていた少年に胸を触られてまたビクリと肩を揺らす。
「柔らかい…。」と、感心したように声を漏らす様子に、恥じらいの表情を浮かべて。

「ちょっ、何勝手なことを言ってるんだ…!!!」

「本当?」「約束だよ?」と、口々に言う少年たちに押され気味。
落ち着かない様子の少年は、ゴクン、と喉を鳴らして唾を飲み込む。
むしろ道行く大人の男性たちすらも、そんなやり取りをチラチラ見ている様子で。

サテラ >  
「えらいなぁ。
 イフちゃんって、ほんとにいい子だよねー」

 胸を張る様子に、素直に感心する。
 とはいえ、そんな胸が少年の好奇心の的になってるわけだが。

「わー、イフちゃん、感度いいんだねえ」

 自分の胸は触られてもなんでもないといった様子で、子供たちの頭を順繰りに撫でてやりながら。
 ぽわん、とした表情であなたの恥じらう様子を楽しそうに見ている。

「えー、だって、ここにいる子たち、みんなイフちゃんの事が大好きみたいだし。
 それともわたしが教えてあげちゃった方がいい?」

 なんてさらっというあたり、別にわたしが食べちゃってもいいけど、みたいなニュアンスに聞こえてしまうかもしれない。

「ねえ、みんなのわたしと、イフお姉さんだったら、イフお姉さんの方が好きでしょー?」

 そういうと、女の子たちは直ぐに『イフお姉ちゃんすきー!』と答えるが……。
 

イェフィム > 「偉いとかそういう問題じゃねぇって。
 ただそういうレール敷かれてるから仕方なく従ってる面もあるってだけだ。」

胸を張る様子を見て、ゴクリ、とまた唾をのむ音が聞こえる。
それを聞けば、さすがに胸を隠すようにして。

「か、感度とか言うな…ッ!!!」

「イフはかんど?いいの?」と、胸を触っていて変な気分になったらしい少年はむにむにと乳房を触っている。
恥じらいの顔を浮かべつつも、それに対してやめる様子のない子供の頭を押さえ。

「ばっ…!!!
 だめに決まってるだろ、こいつらにいはまだ早い…!!!」

自分の初体験が一桁年齢だったとしても、普通ならばそうじゃないだろうと。
少年たちの童貞が食われるかもと聞けばストップをかける。

だが…。

「お姉ちゃんのおっぱいも好き…。」「イフのおっぱいも柔らかかった…。」と、
少年たちからはいろいろな声が上がってくる。
中には「おっぱい…吸いたい。」という声すら聞こえてくる。