2023/10/22 のログ
レンジュ > ひんやりとした風が頬を撫でる中、
じゃり、と地面を踏みしめてコツコツと路地を歩いていく。
そんな時に…。

「……ンっ。」

じわり、と嫌な汗がこめかみに浮かんだ。
これは魔力の枯渇を知らせるものだ。
ふるふる、と頭を振りながら壁に手をついて、
ふらふらとした足取りになりながら歩みを進めていく。
こんな状態で貧民地区に居続けるのは襲ってくださいと言っているようなものだ。

レンジュ > 「ふっ……ふ…、くそっ…。」

浅く浅く息をしながら飢えを堪えるように唇をかみしめ、
ふらふらと今夜の宿の中へと消えていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からレンジュさんが去りました。