2023/09/25 のログ
サタン > 後日、売り払われる寸前だった女性冒険者は、意識は無い状態ながらも、平民地区の冒険者ギルドの前で、保護された。
心に深い傷を負ってはいるが、それはギルドの職員がケアを行い時間を掛けて、傷を癒してゆくかも知れない。
ただ、生き残っていた男は契約の代価としてこの世には無く。
仲間も全て失い一人残された女性冒険者は、最早再起できるだけの心を再び持つ事は出来なかった。
恨む相手も既に無く、行き場の無い怒りと悲しみを抱えたまま王都から姿を消したらしいが、男にとってはどうでも良い事。

煙草を燻らし紫煙を漂わせながら、その音刻む男は今宵の仕事を終え、
路地裏から遠のいて行く足音を刻みながら、男は富裕地区の屋敷へと戻っていった―――。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からサタンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にバランガさんが現れました。
バランガ > 日中とはいえ貧民地区は今日も騒動の坩堝だ
先ほども商売女らしいそれが男に髪を引っ張られながら連れ戻されていた

「今日も騒がしくてええこったなァ」

そんな貧民街を悠々の体で歩く中年
ある意味で騒動を望んでいるのだ、もちろん自分に都合のいい騒動であることが前提なのだが

「なァんが起きるかねえ…」