2024/12/24 のログ
■ルーベル > 書を読み切れば、周囲に広がっていた魔力を吸い上げるように己の元へと集めて。
ぱたん、と、閉じるに合わせすべて取り込む。
己が物にした魔力を確かめるように体内に巡らせてみては、ひとまずは満足そうに息を吐いて。
机に置いた、抜け殻のような書物は空気に解けるかのように消えていく。
それをちらりと一瞥だけしては研究室から退出していく。あとは立ち込めていた魔力の奔流が嘘のよう、静寂だけが残り…。
ご案内:「王都マグメール 王城地下研究室」からルーベルさんが去りました。