2024/05/03 のログ
カミュ > 夜も更けた王城。
ゆったりとした足取りで歩く白衣の男。
片手には医療道具が詰められた鞄。

深夜の往診を終え、その帰り道。
窓の外に見える月明かりに一度足を止め。
少し何処かに寄り道でもするかと、考えながらも足を再び進める。

 男は王城の中でも宮廷政治にかかわりのない珍しい医師。
口は堅く何処の派閥であっても口外する事も無く、腕もいい為、ひそかな案件で呼び出されたりもするが主は騎士や王城の給仕、メイド、執事、下男下女などを診たりしている。

どことなく冷える王城の空気に一息。どこかで暖かな紅茶でも飲もうか等と思いながら、揺らぐ蝋燭の灯りに照らされる石造りの廊下を眺めている。

急患に呼ばれるか、はたまた…。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からカミュさんが去りました。