2024/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にベルナデッタさんが現れました。
ベルナデッタ > 王城内の廊下を歩く、一人の修道女。
王国の国教たるノーシス主教の聖職者が王城にいるのは珍しいことではない。
様々な儀式や祭事に呼ばれる他に、王族、貴族と繋がりを持ち親睦を深める為に高位の聖職者が訪れるのも常のことだ。
しかし彼女、異端審問官のベルナデッタが呼ばれている理由はもっと特殊なものである。

「魔族の兆候は無し。結界の綻びも。」

壁や窓に施された、神聖なる術式や紋様を確かめるベルナデッタ。
これはただの飾りではなく、魔族除けに大いに効果のあるものだ。
王城は常日頃から警備が厳しいが、近頃は更に綿密なものとなっている。
その理由は、この地下である決戦兵器が開発されていることにあった。

「しかし…気が抜けませんね。魔族は狡猾ですから。」

その兵器の開発のため、当初はミレー族から魔力を搾り取っていたが、
より膨大な魔力を得る為魔族、魔物の捕虜をもここに運び込んだのだ。
その結果、多くの魔族が同胞の救出や情報収集のために王城への潜入を試みている。

「タナールでの攻勢も激しいと聞きます。連中はまだ諦めていないはず…。」

不審なもの、魔族存在の兆候が無いか、ベルナデッタは再度目を光らせる。