2024/01/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にゴーマさんが現れました。
ゴーマ > 「んふっ……はー」

 王城に設けられた貴族たちのサロン。その中の一席に腰を下ろした背が低い肥満男は、育ちの良さそうな顔立ちに笑みを浮かべていた。目を細めてソファに深く座り、目の前には湯気を立ち昇らせるティーカップが1つ。
 良く声が響く部屋には他の貴族もおり、幾人かが男の傍に近寄って慇懃に挨拶した後素早く離れ、仲間同士で固まって王族を冷笑する。囁かれる言葉の中には「白豚」という単語が幾度も混じっていた。

「くふふっ」

 が、当の本人はどこ吹く風。自身の評判などとうの昔に気にしなくなった。今頭の中にあるのは、今宵巡り会えた美女と―巡り会えたとして、だが―いかにして体の関係に持ち込み、自身が使用権を得ている調教室でいたぶるかということのみ。
 孤独に慣れている分、想像力は逞しい。今日の午後、城の練兵場で見かけた凛々しい女騎士や、噂にのぼる冒険者ギルドの女傑など、劣情を向ける「仮標的」は幾らでもいる。そんな美女たちが自分の掌中に墜ちるところを思い浮かべれば――

「ふひっ」

 気色悪い笑顔も絶えない、というわけである。

ゴーマ > 「ふご……むっ」

いつのまにか寝入ってしまっていた男は、にやけ面で尻をもじつかせた後、用意させていた城内の自室へ引き上げていった。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からゴーマさんが去りました。