2023/10/15 のログ
セリア > まぁ広間自体それなりに広いし、扉はごついだけあって半端な騒音は通さない。
時間も時間、そういうことを気にするのはおかしくはないのだけれど。

帰るまでの道すがら、雑談程度に訊ねた話だったのだが…

「───」

問うような視線を向けられ、困惑するような表情を返す女騎士。
担当の文官が不在。ということは少なくとも、今日のうちでは給金は貰えないということだ。
諸々の手違いの多さに呆れたような溜息ひとつ。

「………やっぱり文官の一人でもついてこさせるんだったわ…」

劉若汐 > 本日の給金はもらえない以上 後日受取りに赴く事が決定した気がした。
お互いに困惑した視線が交わる、此方は給金が貰えない職人として。
貴女様の心の内は読めないので溜息をつかれたのは目の前だからそれは分かった。
溜息の一つや二つ付きたくなる 文官の横繋がりと引き継ぎはきちんとしてほしい。

「…私の名は 劉若汐(リィゥ・ルォシー)。葦原会の者ですが後日給金を受け取りに参ります。
 貴女様のご尊名を賜っても宜しいでしょうか?今夜の見届け人として覚えておきたく。どうか」

お願い致します、と深々と頭を下げてお願いを致す。

セリア > 困惑の視線が交わって… わざわざ職人に来てもらったのに、と腹立たしくもなる。

「なんか……ごめんね」

首を突っ込んだだけの女騎士からもついそんな言葉が出ようというもの。
名を名乗られた。葦原会という単語もしっかりと聞き届け、一度頷いてみせる。

「私はセリア。セリア・リジゴール。……私からも、今晩のことはキツく言い含めておくわ」

そこはしっかり約束したい。
言いつつ歩いていれば、やがて城の出口──彼女にも見覚えのある景色に相成るだろうか。

「まぁ、私のような一介の騎士がやるようなことじゃないんだけど…ここまで関わっちゃったからね。仕方ない」

劉若汐 > ここまで来ると運が悪かったのかどうかになってくる。
それほど呆れ果てる位 依頼を断るべきだったかと迷う程に。
今は受けて問題が解決しそうなのと名のある騎士と出会えた事を喜びにしようと思っている。

「いえ、色々と考えたくなりましたが貴女様との今夜の出会いに感謝を」

「リジゴール様とお呼びをすれば宜しいのでしょうか_宜しくお願い致します」

城の出口に至るまで長かった これでは迷子になるのも頷ける。

「色々と御迷惑お掛け致しました。夜更けになりますのでお休みなさいまし」

そう言い残すと深々とお辞儀を致し城を後にしていく。
約束という事で後日 給金は受け取る事が叶えたと思われる―。

ご案内:「王都マグメール 王城 騎士の間」から劉若汐さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 騎士の間」からセリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 騎士の間」にセリアさんが現れました。
セリア > 騎士の間の隅に置かれている幾つかのテーブルと、それに平行するよう並べられた椅子。
そのうちの一つに腰を落ち着け、書類に目を通していた。
今後の討伐対象とその場所を記載した資料一覧である。
次はどこへ遠征し、どんな魔物・魔族を打ち倒すか。団長の決定に団員が従う形となれば下手な決定はできない。

「ん………」

椅子の背もたれに体重を預け、軽く眉間を指で揉んで休憩に入る。

今遠征できる団員は、何を得意としているか。地理的な知識を有す者だったり、魔法を使う上での条件は問題ないか、等。

肩が凝りそうな情報の奔流を受け、セリアはだいぶお疲れのようだった。

ご案内:「王都マグメール 王城 騎士の間」にベルナデッタさんが現れました。