2023/08/27 のログ
■ベルナデッタ > 「そもそも、情報源にする以外でどうして生かして捕らえる必要があるのやら…」
この異端審問官にとって、信仰的にも、己の経験的にも、魔族は容認できない存在だ。
人間に友好的なものはともかく、戦いを挑んできて負けた魔族など生かしておく必要性を感じない。
「ん…?」
その時、直感かそれとも神の思し召しか、怪しい気配を感じたベルナデッタは顔を上げる。
視線の先には、一見すると普通の役人が歩いていた。
しかし、よくよく観察すれば、さりげなく辺りを見渡し、何かを探している様子で。
「……怪しい、ですね」
ベルナデッタは勘付かれぬ距離から、しばしその役人を尾行し始める。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からベルナデッタさんが去りました。