2023/08/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 「空中庭園」」にファルスィークさんが現れました。
■ファルスィーク > 見上げる月は煌々と青白く輝いていた。
気温は熱帯夜の部類に入る物ではあるが、多少はマシかと思えるのは湿度が低いからだろう。
王城にあるよく手入れのされた空中庭園にて佇んでいるのは、ある伝手で入場を許されたからではあるが……。
「それにしても……咽返りそうな程、濃厚な魔力だな。
何の目的の為か、………知れば面倒な事にはなりそうだが」
王城の地下より感じ取れる魔力の量は計り知れず、膨らみ蓄積されていく一方である。
心地よさ半分、悪酔い半分といった微妙な感覚に眉を顰めつつ――噴水の縁石に腰かけ、抱えたリュートの弦を弾いて奏でる音は誰もいない庭園に響く。
■ファルスィーク > 暫くゆるりと弾いてはいたが、ふと止まる指先と大きく吐き出される息は深く。
眉間に皺を寄せつつ立ち上がると闇の中に姿を消した。
ご案内:「王都マグメール 王城 「空中庭園」」からファルスィークさんが去りました。