2025/05/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にベアトリスさんが現れました。
ベアトリス > 王城内、食堂。
位の高い貴人用の、というよりは王城に伺候する文官、武官が入り混じる。外宮にしつらえられている大規模な場所だった。

休憩時間はそれぞれによって異なるため、利用する人数も時間もまちまち。その出入りを眺めるのはそれなりに時間つぶすのにはちょうどいい。
───その場から就業場所や、赴く議場の距離は計算しなければならないが。

普段さほどかかわらない部署の人員の顔ぶれを何とはなしに覚えたり、王城内の噂話を耳にするのには困らない場所でもあった。

窓際のあいた席の一つに腰かけ。
すでに食事は終えて、食後のお茶といった体。
見るともなしにそんな情景を、聞くともなしにそんな喧騒に耳を傾け。


飾り気のないシンプルなカップを持ち上げると、ゆっくりと傾け丁度良い温度の中身で静かに喉を潤した。

ベアトリス > 窓越しの光に、緑の髪が明るい色に透ける。
耳をよぎる言葉には興味深いものもあれば、首をかしげたくなるものもある。
噂話なんてそんなもの。その真偽は自分の目で確かめるとして───。

この場所はそう悪くはない。そもそもが職場でもあるのだが。
席を立ち食器を片付けるよう給仕に依頼すると、官服をまとった貴族の女は己の職分を果たすための場所へと向かうことにしたのだった。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からベアトリスさんが去りました。