2025/02/19 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「王都マグメール 王城 名前の無いパーティー会場」にエアさんが現れました。
エア > 王族のお歴々が冒険者の話を聞こうと集めたパーティ。
貴族が豪商と懇意になる為のパーティー。
……王立コクマー・ラジエル学院の優秀な生徒を青田買いする為のパーティー。

どれだったか?なんだったか?別のパーティーだったか。
少なくとも王族や上位貴族の何かのお祝いのパーティーでない事は確か。

実家の両親に頭を下げられて、参加している王城での名前のないパーティー。

切れ込みすらないのっぺりした真っ白い仮面の奥より、
周囲に視線を向けて参加者を見回したが、王族、貴族、冒険者に学院で見た顔がちらほらと、
非常にバラエティーに富んだ面々で、一体今夜は何のパーティーに招待されたのか、
招待状をよく読まずに来たのでさっぱり解らない。

「やれやれ、両親の顔に泥を塗らないように……と、
 来てみたものの……だ。」

談笑して、飲食して、パーティーを抜け出す者達もいて、
よくあるパーティーなのであるが、一体どうしたものか。

取り合えずステムの長いグラスに琥珀色の発泡酒が注がれたものを給仕より受け取り、真っ白い仮面をつけたままで飲食のし辛いので、
指先でグラスを揺らしながら、会場の隅で壁に寄りかかっている。

ダンスパーティーなら踊る。
祝い事なら祝辞を読んで、品評会なら感想を述べて、
対応はできるが現状……お見合いパーティー……?としか、
思えないので、適当に時間をつぶすつもりである。

エア > 服装は場違いなのは否定しない。
自分から交流を求めることもしない。
目的が読めない、ただ贅を尽くすだけのパーティーに、
興味は少しもわかなかった。

ただ無意味な時間は過ぎていく。
意味もない、味も匂いもない、無駄な時間だけがただただ。

暫くは親の顔をたてる為にいるだけいたが、
適当な時間になると給仕に一声をかけて会場を後にする。

ご案内:「王都マグメール 王城 名前の無いパーティー会場」からエアさんが去りました。