2024/12/30 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「王都マグメール 王城テラス」にセオドラさんが現れました。
セオドラ > その日参加していた夜会の喧騒から離れ、コートを羽織ってテラスに足を延ばす。
手間と金さえ惜しまなければ、暖を取る魔導具も都合するに容易い。
多少軽装でも過ごせるのだから、有難い事…そんなふうに手首に付けた体温保護のブレスレットを軽く撫でて。

「滞りなく、果たせる役目とはいえ。捻くれて捉えてしまうなぁ」

その日王城で開催されていたのは、王族も参加するパーティー。
公爵家当主代理としての役目として参加しては、供される軽食と選んだ軽い酒精と、避けようもない軽口を受けて。

夫にエスコートされすらしない第二夫人がどう思われるかなど今の当主の興味事ではないのだろう。
案の定貴族らしい言い回しでの様々な意図を含む言葉をかけられ、それに自分でも思うところを浮かべながら、表面はただただ笑顔で受け流す。

一頻りの役割は勤め上げたことだろうと、離席しここに退避し。
さて後はどうしようかと思案しながら、懐から香草煙草を取り出しては、初歩の魔術で火をつけて咥え、紫煙を揺らして。