2024/12/29 のログ
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ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にジュリアスさんが現れました。
ジュリアス > 書庫の1つ……とは名ばかりの左遷、あるいは政治抗争に負けた者が使うような。
誰も寄り付かないような古い書庫にて、埃を払いながら老人は本を読む。
魔導機械や古代文明、歴史、特に歴史はカルネテル王家が覇権を取る前と取った後では大きく違うものである。

「………………」

王家が王になる前の歴史の本はほとんど見つからず、故にこのような古い場所なら、と漁っているのだが。
やはり、そう見つかるものではない。そう思いながら本を棚に戻す。
瘦せ気味の細い顔。白と褐色の半々の奇怪な肌の持ち主たる老人は白いロングコートを羽織る。
こんな老人が元は元帥にまで上り詰めた男だと誰が信じられるだろうか。

「今日は冷えるな……」

そうぼやき、暖炉に火をくべて。他に興味が出る本がないかと探す。
特にやることもない。かといって、今の王国の混乱にも特に興味がない。
国の為を思うような愛国心があれど、それをどうにかする段階はとうに過ぎ去った。
なれば、趣味に打ち込むのもまた一興。
……地下で行われる行為や、陵辱行為に励む他貴族たちのように。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からジュリアスさんが去りました。