2024/08/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にカミュさんが現れました。
カミュ > 王城に務める男。
今は中央部から離れ、騎士の宿舎や訓練場の傍にある医務室にてゆったりとしたひと時を過ごしている。
部屋を包み込む仄かな薬草の香り。

その中で寛ぐ様に椅子に身を委ね温くなってしまった紅茶を味わっている。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にネージュさんが現れました。
カミュ > 医務室の扉には在室中と魔術によって作られた文字が淡い光を放ちながら浮かんでおり、中に人がいる事を告げている。

その部屋の主はゆったりとしたまま緩やかに紅茶を煽り、静かな室内で掻きものを続けている。

ネージュ > 天高くあった日もゆっくりと下がっていく昼下がり、学院での授業を終えた一つの影。
今日はどこだったかとメモを取り出し、行き先を確認して乗合馬車を使い騎士の宿舎へと向かっていく。
入口の見張りに挨拶して中へと入り、医務室へと向かうと扉に浮かぶ在室中の文字にコンコンとノックをして中からの返事を待って。

カミュ > 静かな室内に響くノックの音は小さいながらも大きく聞こえる。
手の中のカップをソーサーの上に戻し、書き物に使用していたペンを戻してから立ち上がり、扉へと向かいその前に立てばノブに手をかけ僅かに軋んだ音と共に開いていく。

開いた扉の前に立てばナース服に身を包む少女に男は穏やかな笑みを向けた。

「こんにちは、ネージュ。」

穏やかな笑みを向けたまま男は僅かに身を傾けると医務室の中に入る様に軽く促した。

ネージュ > ノックしてしばらく待っても返事がない。
メモしたのが間違っていたのかと焦っているときしんだ音と主に開かれる扉に胸に手をお置き、ホッと息を吐いて。開いた扉の先には主の姿、良かったと表情を少し緩めて。

「こんにちは、本日もよろしくお願いします、カミュ様」

宿舎に来るまでは学院の制服だったが、医務室に来る前に更衣室で主に用意されたナース服に着替えた。
中に入る様に促されると頭を下げて扉を潜り、医務室内を見回す。
机に置かれた空のカップに気が付き、医務室隅の小さなコンロでお湯を沸かし始めて。

カミュ > 普段であれば言葉を向けるが今日は少しの悪戯心で男が直接相手を出迎えてみた。
扉を開ければナース服に身を包みどこか不安そうだった表情が男の姿を認めると少し緩む表情に男は僅かに口角を上げ笑みを浮かべ。

「こちらこそよろしくお願いしますね。」

ナース服に身を包んだ相手をさらりと眺めていると室内へと足を勧めた相手の背後でぎぃっと小さく蝶番が啼き声を上げ扉が閉まる音が響く。

空のカップに気づいたのか炭のコンロで湯を沸かし始める相手に小さく頷き、

「ありがとうございます。ネージュは相変わらず気が利く子ですね。」

等と褒め乍ら男は先ほどまで座っていた椅子にゆっくりと腰を下ろし、コンロで湯を沸かし始めるネージュへと視線を向ける。

薬缶の中で水が湯に変わりポコポコと響く沸騰音。
湯はさらに蒸気へと変わり白い湯気へと姿を変え薬缶の口から噴き上がる。

緩やかに流れる時の中男は紅茶を淹れようとするネージュを楽しそうに眺めている。