2024/06/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にミネルヴァさんが現れました。
ミネルヴァ > (王城に仕官した女性官吏の中につくられた慰安専属の女官。まるで生贄とも娼婦とも言えるような内容に反撥もあったというが腐敗した悪徳貴族の声が大きく冗長していくのを止められる者が果たしていたのかいなかったのか。結果としてミネルヴァのような成り上がり貴族の末娘でも顔とスタイルで採用され官吏試験をパスしてそれなりのお給金を貰いながら王侯貴族や兵士騎士男性官吏などを肉体を使って慰安するという仕事をこなしている。女性官吏から煙たがられるかと思えば彼女たちの身の安全と引き換えなのだから、表立って非難されることはなく──、肌の露出が多いメイド調のお仕着せを着たミネルヴァも、次の目的地へと向かっていた。)

「次は……ええと、」

(本当に王城は広すぎて困ってしまう。歩く度に弾む豊満な乳房を白いエプロンに隠しただけの卑猥な服装。横乳に谷間に背中のラインにと肌の色を覗かせることに年毎の子女としての羞恥はあるが、足を止めてもいられない。訓練休憩中の兵士たちの慰安だったか、どこかの王族に呼ばれて登城した貴族の相手だったか、それとも何かの宴の給仕だったか――なんにせよミネルヴァのやることは決まっていた。)

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にメレクさんが現れました。
メレク > 王城内に数ある貴族向けの貴賓室のひとつ。
遠方の領主が王城に出仕する際の拠点として借り上げを行なっているその部屋は、
調度品に贅沢の限りを尽くしており、部屋の主の裕福さを物語っている。
部屋の主たる肥満体の男は、王族の一人との会談を終えると恭しい態度で彼を部屋の入口に送り届け。

「では、殿下。また、今宵の晩餐会にてお目に掛りましょう。……ふむ?」

深々と頭を下げる彼に目の前の王族が、そう言えば、と置き土産を残す。
まだ日が高い時間帯、晩餐会までの時間を持て余さぬようにととっておきの慰安女官を手配した、と。
その恩着せがましいお節介に、眉尻を下げるも笑顔を崩さぬままで最上級の礼を述べて見送れば、
部屋の中に控える、彼の奴隷の中でも選りすぐりの美貌を持つ侍女に向き直り。

「殿下に気遣いへの御礼の品を届けておきなさい。
 ……それと、慰安女官が訪れたならば寝室へと通すように。折角のご厚意を無駄にはできますまい」

大した期待もしていない、とそんな態度を滲ませながら寝室へと引っ込んでいき。
出っ張った肌を押し込めるには窮屈過ぎる上着を脱ぎ、シャツ姿で寛ぎながら大きな寝台に腰を掛けて女の訪れを待ち。

ミネルヴァ > (――――上司に当たる一般的な官吏から次の仕事の指示を貰って向かった先は悪徳貴族の筆頭とも言えるほど悪名高いサマリア辺境伯の借り上げている部屋だった。高い権力を持ち見目のいい侍女や奴隷を侍らせている王国屈指の大富豪。彼に関する噂程度にはミネルヴァも聞いたことがあるがその姿を見たことはなく、どのような性格をしているのかも伝え聞くだけなので粗相をしないかどうかだけが不安なところ。緊張と共に部屋の扉を叩けば、出迎えに出た輝く美貌を持つ侍女に案内されて、そのまま広々とした貴賓室の寝室へと向かう。豪奢な調度品の数々に圧倒されながら寝室の戸を侍女が叩く。慰安女官の到着を主人に知らせる声。中から返事があれば、ミネルヴァも寝室の中へと続いて寝台に腰掛ける辺境伯たる男の前で女官の礼を取る。)

「お初にお目にかかります、サマリア辺境伯様。慰安女官ミネルヴァ・アロニスと申します」

(礼と自己紹介をした後、改めて恰幅のいい男を見て、少しだけ唇を引き締めた。生理的嫌悪感を齎す醜悪な見た目に、ミネルヴァの表情が強張って緊張を示している。表情に出ないように気を付けていてもまだ若いと言える部類の娘。わずかな機微までは隠し切れない様子で。)

ミネルヴァ > ▼移動します。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からミネルヴァさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からメレクさんが去りました。