2024/05/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にタマモさんが現れました。
タマモ > 少女の散歩は、場所を選ばないし、その目的も、変わらない。
それが例え、こうした王城内であろうとも、である。
もっとも、さすがに堂々とは歩かない。
そこらの巡回兵に、ちょっと眠って貰った的なお願いで、その姿を拝借中だ。

あっちへふらふら、こっちへふらふら、この王城内には案内板なんて、ありはしない。
適当に、己が直感のままに、突き進んでいる次第。
進む先にあるものは、興味を抱けそうな面白そうなものか、それとも、何も見付からないか。

まぁ、借りた姿を知る者にあれこれ聞かれるとマズイが、そんな事、そうそうあるものでもなし。
好きなだけ、王城内探索を楽しませて貰おう。

ご案内:「王都マグメール 王城」にシルヴァさんが現れました。
シルヴァ > 頭上から落ちてくる一組の靴、下を歩いている者に当たるだろうか、当たらないだろうか。
どちらにしろ上を見上げると窓から出ようとしているのか、入ろうとしているのか、そんな影が月明かりに照らされている。
怪しい影は下を歩いている者には気が付いていない様子、それを好機と見てどうするかは気がついた者次第。
迷っていたとしてもしばらく後に上から降りてくるのは、影の位置よりも靴が落ちてきた事から想像がつくだろう。

タマモ > 「………うん?」

本来の少女の姿であれば、ぴくん、と耳が揺れているのが見えた事だろう。
今、それが見えないのは、先にあった通り、他人の姿をしているからだ。
…が、見えないだけで、それが現実には存在している。

その反応を見せたのは、頭上からの落下物、それに気付いたから。
何事?とか言った感じに見上げてみれば、良いタイミングか、ちょうどそれが頭上から落ちて来た時。
反射的に、はしっ、とそれを手で掴んでみれば、それはすぐに、一組の靴と気付くだろう。

「おぉ、空から恵みの靴が…いやいやいや、恵みの靴って何ぞ?」

まじまじと、手にした靴を見詰めながら、ぽつり、そんな一人ボケ一人ツッコミをするも。
その靴の落とした主は?なんて感じに、こう、上を見上げてみるのだ。

そうしてみれば、見えるだろう。
窓から姿を見せる、謎のシルエット。
一瞬、泥棒だ!とか叫んでみるのも面白そう、とは思ったのだが、やめておく。
むしろ、あの上の窓から、ここにどうやって降りて来るのだろう?なんて考えが浮かび。
その様子を、じーっと眺める事となったのだった。

さて、そんな下から眺められている、なんて事に気付いているのかいないのか。
眺められている主の動きに、注目である。

シルヴァ > 「やっちゃった」

窓から出て壁を伝って降りるときにドレスに合わせていた靴ではじゃまになるとドレスのベルト部分に引っ掛けていたのだが、窓枠に引っ掛けて落としてしまいぼそっと呟く。
窓から半ば身体が出た状態で下を見て確認する事も出来ず、仕方がないと小さく溜息を吐いて潜り出る。
窓から乗り出す前に下を見た時には誰もいなく、普段は見回りの時間ではなかったから、降りた後で回収すれば良いと壁を伝う事に集中する。
靴を回収された事も、壁を確認されているとは気がつけるはずもなく、ゆっくり通りていく。

「しまっ………きゃぁっ」

元々そんなに高い位置ではなかったとはいえ、それなりの高さ出てが滑り、そのまま落ちるよりもと壁を強く押して木の方へと飛ぶ。
流石に空中で向きを変えることまでは出来ず、木の枝で衝撃を分散させ、そんな様子を眺めている者の前に落ちることとなる。

タマモ > 眺めていると、上で何やらやっている相手からの、呟き声が聞こえた。
その声を聞いたならば、はて?と、軽く首を傾げてみせる。
聞き覚えがある…なるほど、こんな場所で住まう者が、知人に居たのか、と考え到れば。
そこから思考が別に流れ、うむ、と一人何やら頷いてみせた。

どうやら、その相手は、上の窓から出て来たらしい。
そもそも落とした靴から、壁を伝って移動していたり、何より…今まさに、飛び降りたからだ。
しかし、普通に部屋から出ず、窓からの脱出とか、なかなかなやんちゃぶりである。
まぁ、うん、今考えたこれからの事を考えれば、その行動はありがたいもの、ではあるのだが。

さて、そんな相手からすれば、部屋から脱出成功し、しかし、地面に落ちてしまったところだろう。
となれば、この手元にある、落とした靴を探そうとするはずではあるも。
そこで、予想外の出来事が起きるのだ。
無言のまま、背後から手を伸ばせば、片手で後ろ手に腕を捻り上げ、もう片手で口を塞ぐ。
相手からすれば、部屋から抜け出して、どこかしら目的に向かおうと…そうした時に。
誰も居なかったはずの、部屋の下の廊下、そこで見知らぬ誰かに捕らえられたのだから、びっくりか。

シルヴァ > 「んっ…んぅっ……」

柔らかな木の枝が衝撃を逃がし、肌を赤くさせながラジ面へと落ちる。衝撃にもわず意味をのみ、何度か身体が跳ねて転がりうつ伏せになる。
落とした靴を探そうと顔を上げて身を起こそうとした所で、そんな様子を眺めていた者にせにのられてうしろてにおさえこまれ、口を塞がれて魔力を流され、驚く間もなく意識を奪われて連れ去られる。

ご案内:「王都マグメール 王城」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からシルヴァさんが去りました。