2023/12/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にエリザベートさんが現れました。
エリザベート >  
足取り軽く、地下への扉を開き階段を降りてゆくのは、白い装いの女。
時間は既に夜も更け、よいこはおねんねしている時間である

「さてさて…?」

さぞ乱痴気騒ぎが行われているだろう、とやってきた地下室、
階段を降りている途中から薄々感づいてはいたが…

扉を開けた先…誰もいなかった。

「…まぁ、妙に静かじゃなとは思ったのじゃ」

やれやれと肩を落とす。
今宵地下室に集まっていた連中といえば裏で怪しい噂の囁かれる家の者ばかり。
現場を押さえてやろうと思っていたが、どこで情報が漏れたか。さっさと撤収してしまっていたらしい。おのれ。

エリザベート >  
蛻の殻となった地下室。
悪趣味な器具なども見受けられる。
まだ部屋全体に据えた残り香がある上に、今日も使われたのであろう跡も確認できた。
ただただ、誰もいない。
エリザベートが動き始める時間までに撤収していると見てもおかしくはなく──。

「やれ、ちぃと派手に動きすぎたかのう…」

適当な椅子にかけ、頬杖をつくとふかーい溜息を吐く。
確かに夜中に城内を歩き回り、見張りの兵にちくと言葉を刺されたこともある。
しかし城内に潜む魔族、王国を腐らせる悪辣な貴族王族どもといえば、昼の最中には動かぬもの。
尻尾を掴むにはやはり夜が更けてから…なのだが……。