2024/11/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 富裕地区で行われている、とある貴族主催の夜会。

この貴族は近年の戦争でいくらか功績を上げた新興の成り上がりで、家の興りを祝うもの。貴族同士の社交の場としてのパーティーというだけでなく、その貴族の今後の付き合いなども見込んだものとなっているようで。

高位の貴族は一部だけ、どちらかといえば戦争経験者であったり同じような新興貴族であったり、貴族だけでなく平民たちもドレスコードはあれど広く招かれているよう。
参加者の中にはあまり良い顔をしないものが、貴族側にも平民側にもいるが、それぞれお互い様というところだろう。この家の者は、そういった垣根へのこだわり薄い者と付き合いをしようとしているのだろうか、とも、同じように戦争功労者としての立場で参加を乞われた初老の男はローブの裾を揺らしながらにぼんやり考えていた。

見れば学院で見た顔、聞こえてくる話題から冒険者らしい者なども居て、開催主はせわしなく駆け回っている。

ルーベルの所にはもうとっくに挨拶に来ており、顔合わせも済んでいればこの場を去ってもいいのだけれど、普段の夜会とも違う雰囲気は意外と興味深く、ついつい長居してしまっていた。

とはいえ、随分宴も進み、人もそれぞれ帰宅したり、別室でもっと色々な話をと散っていたりもし始めている。
開催主から男も部屋を用意されてはいて、平民相手、あるいはどうとでもなる相手ならこの場の事は……などと含みある言葉も聞かされていた。
あとは触手……ではなく、食指の動く相手がいるかどうか、というところ。
程よく酒精を摂ってはうっすら赤くなる顔を人の減った会場に巡らせて、昏い色の金を細めて面白い手合いでもいないかと探していく。