2024/04/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 貴族邸宅」にベアトリスさんが現れました。
ベアトリス > とある貴族夫人の開催するガーデンパーティー。
届けられた招待状に特に不審な部分もなければ、参加しない理由もなかった。

春の柔らかだが眩しい陽射しを避けるように、日傘を咲かせた婦人方の中に女もまた混じっている。

さざめくような笑い声、ガーデンパーティーということもあってか、若干開放的な雰囲気。

柔らかな芝生の緑や、刈り込まれたトピアリー、春の花々が柔らかな色合いで目を楽しませてくれる。
──咲いているのは花だけではないかと翻るドレスの柔らかな色や、日傘がくるりと舞う姿などに目を向けてなんとなく思いながら。

のどを潤すのに細いグラスを給仕から受け取ると軽く傾ける。
自身も日傘で日差しを遮ってはいるが、少々陽気が強い。
四阿にでも居場所を求めようかと、人々の輪から離れるように、そっと歩みを進め。

ベアトリス > 広い庭園にいくつか存在する四阿のうち、やや人の輪から外れた離れた位置にある四阿に足を踏み入れる。
日差しを遮る屋根、背後からは、人々の歓談の声を聴きながら日傘を閉じると一息ついた。

少し休憩がてらに、とカウチに腰を下ろして、立ちっぱなしで少し疲労を訴える足を伸ばす。
とは言えドレスの裾の内側でのことだからはた目にはわからないだろう。
比較的自由な宴とはいっても、そこまで気を抜ける場所ではないのは確かで。
遠目に誰と誰が言葉を交わしているのかを、庭を楽しむのに交えて何となく目を配っていた。

ベアトリス > 通り抜ける風に目を細め、少々時間が経ったことを思えば場に戻るべく起ち上がる。

春の花の甘い香りが風に混じる。
それを心地よく感じながら、再び日傘を差し直して───。

穏やかでにぎやかな社交の場へと再び足を踏み入れることとした。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 貴族邸宅」からベアトリスさんが去りました。