2024/02/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にビーンさんが現れました。
■ビーン > 本日はギルドで受けた夜勤のため、富裕地区を訪れた。
仕事の内容は富裕地区の見回りである。
また、富裕地区の仕事であるが故、請われたなら貴族や富裕層の依頼に逆らわない様にときつく、つよく言い含められている。
単純な見回り。しかしてそれは表の情報。
裏では眉目秀麗な冒険者や、筋肉質な冒険者などを富裕地区に入れ、捕まえて弄んだり、様々な事が許されてしまう。
家令やメイド、はたまた馬車から直接声がかけられ、どこそこの手伝いを、たまに外の者の話を聞きたい等、様々な理由で連れだされ、連れ込まれて消えていく事もある。
それがどのような内容なのかは相手の心次第ではあるが、本人はそんな事とは露とも思わず、自身の身長より長い杖の石内で石畳を小突きながらのんびりトコトコと歩いている。
幾分和らいだと思った夜の寒さも今日はまたよく冷えて、ローブから出ている手や首、顔が冷たい空気にさらされている。
「うぅぅ…さむ…」
■ビーン > 暖かくなり始めたと思ったらまた寒くなったが故か、寒風に体を撫でられればぶるっと小さく体を震わせながらはためくローブの前を軽く押さえ熱が逃げない様にしようとするもそれは焼け石に水、永久凍土にマッチの火。
つまるところむなしい努力である。
ため息ついてみれば、そのため息は白い雲となり、流れていけばそれをぼんやりと見送ってからふるりと頭を振ってお仕事に集中と視線を人通りなども無い富裕地区の通りへ。
空に上がる月のお陰で見通しはそれなりによく小さく安心するかのように一息。