2023/09/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にサタンさんが現れました。
サタン > 日も落ちて辺りは暗くなった富裕地区。
夜もだいぶ過ごしやすくなったように、時折撫でる風が心地よい。
男は平民地区の店で購入した、エールの入ったジョッキを手に、屋敷のへと戻る途中で、
富裕地区の広場のベンチへと腰を下ろした。
見上げれば月は顔を出し、其れに乾杯とでもするかのように
ジョッキを掲げ、エールを一口呷る。
何処かの夜会にでも出かけるらしいこの地区の住人らしいご婦人方は、
そんな姿を過ぎながら見ては、何か言いたげな目をしているようにも感じたが、
顔も知らねば自身の商会との繋がりも大して無いような連中などどうでも良いと、
また一口ジョッキを傾けて酒精を愉しみながら、心地よい夜風を浴びて一人心地良い刻を男は愉しんでいた。