王都マグメールの王城近くに存在する富裕層が多く住む地区。
基本的な住民は貴族や資産家などになる。
豪奢な邸宅や劇場、音楽堂など文化的な施設が多い。
中には、アングラで悪趣味な施設やクラブも存在する。
見世物などにされる奴隷などは少なくない。
貧民地区や平民地区に比べれば治安はさらに良い。
しかしここも全て安全というわけではない。
金持ちほど人に言えない趣味を持っていることは多い。
ここに住む人間は特権階級が多い。
権力を持つ者が何か無法なことをしたとしても、もみ消されたり、衛兵たちも見なかったことにすることがあるだろう。
※富裕地区です。様々なシチュエーションや施設でお遊びください。
ご自身で考えた施設や、貴族の邸宅内などでもOKです。
参加者(0):ROM(1)
Time:21:01:26 更新
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 夜会場」からルーベルさんが去りました。
■ルーベル > 貴族同士、あるいは侍女、侍従たちと其処彼処で淫らに振舞う者たちの中。
男もまた、参加者と別室にと消えてゆき…。
■ルーベル > 日々行われる夜会。
その日は参加者は仮面をつけての参加が義務付けられたもの。
通常の夜会が担うような社交の場というよりは、見知らぬ相手として例え正体に気付いても知らぬふりをしての交流を楽しむ場。主には、堂々と不貞や一夜の火遊びなどで遊ぶような乱れたパーティ。あるいはそういう場であることを利用しての、後ろ暗い取引などが行われていて。
とある『趣味の良い』貴族に誘われての参加。普段とは装いも一応は変えていて。
いつもより少々腹回りは苦しい気もする社交用の服。
唯一のドレスコードとも言える仮面は黒に赤い縁取りの布製のもの。
髪型などは変えていないから、知り合いには気付かれるかも知れないが、それはある意味では織り込み済みの場。
貴族たちは体裁、体面を第一にする普段の夜会よりもどこか悠々と、自由に過ごしている。
照明を意図的に薄暗くしてあるような会場。
淫靡な恰好の侍女、侍従たちもやはり仮面をつけ歩き回っている。
貴族に奉公する者や、高い給金に釣られた市井の者などもいるのだろう。
多少不作法があっても、それも催しの一つとして楽しむような輩ばかり。
この場で、あるいは別室で仕置きをされることもまた、高額な報酬には暗に含まれているようなものなのだから。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 夜会場」にルーベルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からルーベルさんが去りました。
■ルーベル > 結局目ぼしい相手はその会場にはおらず、腰を叩きつつその場を後にする。
宛がわれた部屋に戻る道中、適当な使用人を見つければ連れ込んで一夜の伽とさせて。
翌日にホストの貴族に見送られるなら次はもっと多様な者との繋ぎを取ると良いなどと、自分の都合で物を言う。
真に受けた貴族が実際にそのようにすれば、良き縁があったらしく。
身に覚えの薄い感謝などされては首をひねる姿があったとか…。
■ルーベル > 富裕地区で行われている、とある貴族主催の夜会。
この貴族は近年の戦争でいくらか功績を上げた新興の成り上がりで、家の興りを祝うもの。貴族同士の社交の場としてのパーティーというだけでなく、その貴族の今後の付き合いなども見込んだものとなっているようで。
高位の貴族は一部だけ、どちらかといえば戦争経験者であったり同じような新興貴族であったり、貴族だけでなく平民たちもドレスコードはあれど広く招かれているよう。
参加者の中にはあまり良い顔をしないものが、貴族側にも平民側にもいるが、それぞれお互い様というところだろう。この家の者は、そういった垣根へのこだわり薄い者と付き合いをしようとしているのだろうか、とも、同じように戦争功労者としての立場で参加を乞われた初老の男はローブの裾を揺らしながらにぼんやり考えていた。
見れば学院で見た顔、聞こえてくる話題から冒険者らしい者なども居て、開催主はせわしなく駆け回っている。
ルーベルの所にはもうとっくに挨拶に来ており、顔合わせも済んでいればこの場を去ってもいいのだけれど、普段の夜会とも違う雰囲気は意外と興味深く、ついつい長居してしまっていた。
とはいえ、随分宴も進み、人もそれぞれ帰宅したり、別室でもっと色々な話をと散っていたりもし始めている。
開催主から男も部屋を用意されてはいて、平民相手、あるいはどうとでもなる相手ならこの場の事は……などと含みある言葉も聞かされていた。
あとは触手……ではなく、食指の動く相手がいるかどうか、というところ。
程よく酒精を摂ってはうっすら赤くなる顔を人の減った会場に巡らせて、昏い色の金を細めて面白い手合いでもいないかと探していく。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にルーベルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 レストラン」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
■メイラ・ダンタリオ >
王都マグメール 富裕地区 昼
金木犀の甘い香りと秋月が映える日が続く日
メイラはアスピダやタナールではなく王都にいた。
重症を負ったわけではない いつもの定期的な帰還に過ぎず、いずれ補給物資と共に戻るだろう。
その間、相談事や近況 重い腰を動かさないクシフォス・ガウルスに関する事柄
色々と聞いては話、話しては聞いて。
傍ら鍛錬と同時に頼まれる対面では恐怖と撃が、いずれ現場での あのころに比べたら を実現させる。
「―――っ。」
そして自分自身も苛め抜いている。
メイラより上は実のところ多くいる。
叩き直し、叩き直される連続だ。
より体は粘り強く、叩かれちぎれた筋繊維をより密度濃く結ぼうと体が欲する栄養分。
鍛錬の後で軽く洗い流しただけの体。
黒の一張羅とワインレッド色のペイスリーネクタイを締める首元姿。
ギザ歯を開け、切り分けた純赤身肉の ハンマー・ステーキ の身幅と厚み。
塩と香辛料だけの半身と、ソースをまぶされた半身で大きく切り分けながら、何度も口の中に押し込み、鋭利な歯
それが租借であっという間に行内の圧迫を消していく。
貴族柄ともいうべきか、劇んでも野性的でもない。
頬をいっぱいにふくらませるように頬張るどころか、すぐに解し消えていく歯と顎による力任せな摂取。
また切り分けた一片
ザキッと歯を立てた二本歯フォークの先の肉。
時折流し込む、ロゼ色のワインで脂が失せながら首元のナプキン
それが唇を数度触れるように叩いて水気をぬぐう。
周囲は、戦場でも鍛錬でも生傷青痣堪えぬまま、肉を時折摂取しにくる威圧感すらある怪力令嬢の様子
それを遠巻きから眺めるように視線を流して送っていた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 レストラン」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からレフェーリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からヴェルムさんが去りました。
■ヴェルム > 【移動】
■レフェーリア > 「あ……ありがとう、ございます……」
僅かに見えていた周りの特異な目も、軍服が上から被せられたとなればそのまま見て見ぬ振りをする者の方が増えた様な気もする。
とは言えども、身重の身体をゆっくりと進ませる隣にさる師団長がいるというのはこれもまた興味深そうなものであったけれども。
身重の身体を自然と揺らし、胸元の染みを覆い隠したいが染みで濡らしてしまうのも、と少し手こずっている様子であったが。
「あ……や、っぱり、そうなのです、ね……」
貴族であっても人外となれば差別の誹りは免れず、富裕地区の住民であったとしても真っ当な治療を受けられない。
珍しくない話でもあり、治癒師であっても人外は断る場合もある、そんな話であるのだと改めて理解した上で足取りは止めない。
「だ、大丈夫です……その、えっと……慣れています、から……」
それでも依頼を身重の身体であっても引き受けて、改めての説明を受けても咄嗟に断る様子は無い。
相手を安心させる様に語ろうとした説明も若干詰まった所はあったが、依頼はそのまま受け入れる旨を確かに示して行きながら、
案内されるがままに屋敷の中へと招き入れられて…。