2025/05/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」に孫伯さんが現れました。
■孫伯 > 富裕地区の邸宅街にあるその店。門扉へ看板がかかり開店を示す。
夜に入用であったり、この数日の成果を現金にしようとする者たちが押しかけ店内が賑わっていたのも数刻前の話。
今は持ち込まれた宝石や武具。装飾品の類を区分けしながら綺麗に磨く。そんな静かな時間。
「今日は素直な品が多い日ですね……一番処分し易いですが。」
少し面白みに欠ける。特段変わった事のない武具も装飾品も、艶出しを吹き付けて磨けば、新品とは言わないまでも味のある光を放つ。
それを台座に置いて後ろの棚へ飾ろう。そうして椅子に座りまた店番の時間。
■孫伯 > 今日は早々に店じまい。偶には、と外へ飲みに出かけるのだろう。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から孫伯さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 絢爛な調度品、仄暗く明かりを落とされた室内。
顔のどこかを隠す仮面の着用を義務付けられた酒場は客が忍んでやってくる場所。
一応は立場などを忘れて酒精など楽しむ場として。
あるいはそれを建前としてここに着てはいない…ことにして、密やかな話や邂逅を行う場として。
素性明かすのは自他どちらからも勧められはしないが、それをして楽しむ者もいる。
逆に言えばそこらの機微は当人同士で間違わなければ店としては許容するという程度。
秘密の酒場…の風味を楽しむような場所。ゆえに門戸もそこまで狭くはない。
貴族以外でも使えるし、同じく仮面を着けた店員たちも臨時雇われのものなども多く。
平民や、冒険者、昼間は別の職に就くものなどいろいろ。
給金も場所柄か、一応は守秘をと約する故か、相応に良いらしく。
(…学生やら、金に困る貴族やらも給金につられるらしいがのぅ)
自身も兎耳飾りのついた、顔の上部だけ隠す仮面を着けながら一席を使う老魔導師。
傍には店員が侍り、身体を触れられては愛想笑いを漏らし、酒を注ぐ。
そういうことまで含めたサービス内容でもあるのだろう。
誰ぞ知己が居たらそっと声をかけても良いし、気に入る店員を呼んでも…などと考えながら、注がれた酒精を口元に運んでいて。