2025/05/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロゼールさんが現れました。
■ロゼール > 富裕地区の貴族邸宅地区にある飲食店は、価格が高いがそれだけに質が良い。
そのために時折王族がやってくることもあるもので。
天気も良く、気温も程よく上がってきた時期故に、とある人気のオープンカフェはなかなかの盛況だった。
そのオープンカフェの一画で、テーブルに腰をかけつつ本を読んでいる一人の女。
実年齢はとうに熟女と言わんばかりながら、外見だけを見ればだいたい8~10歳は低く見える。それでも十分熟女だが。
そして、その女のもとへと店員がやってきて、おずおずを向けた言葉。
本から顔を上げてその言葉を聞いていたが、鷹揚に手を振れば
「……ええ、構わないわ。盛況なのはいいことよ。」
それでよい、と許可を出す。
店内が混みあってきたために、相席をお願いするかもしれない、という内容。
王族妃故に、叱責されないかと恐々来たのだろう。
けれど、応じるとの返答に一瞬驚いたような表情を浮かべた店員は、何度も頭を下げながら戻っていく。
その背を見送ってから、女はまた本へと視線を戻した。
■ロゼール > 結局は、特に相席が来ることもなく、程なく時が来て、カフェを去る。
今日もゆったりとした素敵な時間を過ごせたと満足を感じながら。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロゼールさんが去りました。