2025/01/17 のログ
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ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > 【お約束待機】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にカミーレさんが現れました。
ヴァン > 一人の男がフェッセルン邸を訪れていた。
銀髪をオールバックにし、詰襟の黒い軍服を身に纏う。鞘に黒い布を巻きつけた打刀と、使い込まれた肩掛け鞄が印象的だ。
ラインメタル辺境伯シルバーブレイド家名代。王族でこそないものの王国の南方を商才と外交で守護する名門の、王都における窓口。
今日はフェッセルン家が有する領地の更なる発展案をいくつかと、それに必要となる資金の借款を提案しにきていた。

商談の場に現れたのは当主である父、領主の仕事を担う長男、そして末娘。
男は商談の最中、何度か一人娘に領内のことを質問する。中には当主でさえ即答できないものも混じっていた。
だが――男は以前少女に会った際、別れ際に「これらのことを書庫などで調べておくように」とあらかじめ伝えていた。
少女は男の問いに、適切に答えられただろうか。


「貴家の蔵書は見事だと人づてに聞いたことがあります。私は普段、図書館の司書をしているのでとても興味がありまして。
そういえばカミーレ嬢はなかなかの読書家だとか。ぜひ案内をしていただければ……」

商談の後のこと。男の申し出に当主は快諾したが、ちょうど帰宅してきた四男は露骨に顔を顰めていた。
男が好色であるという話をどこかで知ったのだろう。妹と二人きりにさせたくないと強張った表情が語っている。
結局、メイドが一人付添い、部屋の外で待機させることになった。


「――さて……久しぶり。ようやっと、二人きりで話せるね――
夕食まで一時間くらいって言ってたかな。カミーレのお勧めはどれだい?」

書庫か書斎か、部屋の中で二人きりになると男はにこやかに笑う。
バンダナがないと別人のようで、お兄さんというより叔父さんといった方が近いだろうか。
最初の二言は囁き声。後は普通の声。外に漏れていい内容かどうかで音量を変えている。
本棚をきょろきょろと見渡す様子から、しばらくは本当に蔵書の案内をしてもらうつもりのようだ。

カミーレ > フェッセルン邸宅は一人の男の来訪に普段の緩やかな雰囲気からは想像もつかないほどぴりついていた。
王国南方に位置するラインメタルを治め、南方の国々との交易と外交に関しては名門中の名門のシルバーブレイド家からの使者、それも本人自身も神殿騎士団に所属する聖騎士という肩書の持ち主である。
そんな彼がフェッセルン家の領地の発展のための提案と資金の融通まで提案してきたのである。
以前より親交があるとはいえ、失礼が許される相手ではない。
本来であれば場違いであるはずの貴族同士のやり取りの場に、どういうわけか末娘で社交の場に普段現れない箱入りであるはずの少女が同席していた。
家族や使用人には内緒で何度か会い、それどころか肌すら重ねた相手である男が自身の邸宅を訪れたとあり、一度父上たちのお仕事の場を見て居たいと珍しく我儘を言って家族を困らせつつも少女のあまりのしつこさに折れて邪魔をしないことを条件に同席を許されたのであった。
最初はおとなしく置物のように沈黙していた少女だが、男からいくつか質問をされ、それにつらつらと答えて見せた少女のおかげで談合は思いのほか順調に進み、想定していたよりも早く話はまとまったのであった。
当主である少女の父は聡明に答えて見せた娘を褒めたたえ、長男も言葉にこそしないものの、妹の頭を撫でて誇らしげにしている。そんな最中に男から書斎が気になる旨の話が振られると、長男も当主も娘にぜひ案内して差し上げなさいとためらうことなく快諾するのであった。
途中で帰宅した四男が何か言いたげにはしていたが、当主や兄の様子を見て談合がうまくまとまったことを察し、それに水を差すことはできないと、そしてさしもの好色家でも、幼い妹に手を出すことはないだろうと無理やり納得し、メイドを付き添わせるにとどめている。
書斎で二人きりになると、少女は緊張が解けたとばかりに胸に手を当てて呼吸を整え、男に振り向いた。

「えへへ…お久しぶりです、お兄さん。お会いできるの、楽しみにしておりました。…そう、ですね。夕食はヴァン様もぜひ召し上がっていってください。本日はラインメタルの方から仕入れたお魚を使った献立と使用人が申しておりましたので。」

男の小声に合わせて小さく答えた声色はどこか色を帯びており、男に先導しながらも振り返るその顔は少しだけ赤に染まっている。
書斎を案内しながらゆっくりと扉から離れるように歩いていくと、蔵書の中でも少女選りすぐりの魔法書や物語を指さし紹介しながら何冊か手に取って男に薦めるように手渡した。

「私はこちらの物語がとても好きでして…ヴァン様のお気に召すかはわかりませんが。こちらの魔導書は体系がわかりやすく記されていて魔法の基礎を振り返る際はちょうど良いと思います。」

ただ男に書斎を紹介しているだけのように平静にふるまいながらも手渡される本はいわゆる恋愛ロマンスの物語ばかりで、その内容は大まかには健全ではあるが数ページほどの短くはあるが少女好みな性癖描写が含まれることで界隈では少し話題になったものばかりである。何気なく手渡しているようでいて耳元が真っ赤に染まっているあたり、確信犯であろう。

ヴァン > 「うん。夕食をいただいた後にお父上とさっきの商談について続きの話をするんだ。領地や領民をどうしていきたいか、とかね。
多分それなりに話が弾むだろうから、今日は泊めてもらうことになるかもしれないな」

高潔な人柄、堅実な領地経営。金貸しからすればフェッセルン家は安心して貸し出せる先だ。
万が一彼等が失敗することがあるならば、その時は既に王国全土が混迷の中にあることだろう。

「質問にしっかり答えてくれて助かったよ。お父上も鼻が高いだろうね。
外から調べて得られる情報と、内部で持っている情報にはずれがある時がある。今回は両家にとっていい話になると思う。
これからも領地や領民のことは調べておくといい。お父上も兄君もきっと喜ばれる」

自己肯定感の低い少女のことを好ましく思っているが、男としてはやや気掛かりにも思えた。
今回のことを通じて少女が家族の『役に立つ』なら……家にとっても、少女にとっても有益なことだろう。
そして何より、男にとっても。

「ふむ……ちょっと値段は張るが、確かにいい魔導書だ。これは……うん、うちの図書館にもあるよ。
学院の生徒がよく借りている。人気があるんだね……」

手渡される書物の中身には知っているものが多いのか、真っ赤になった少女を見つめ男は意味ありげに微笑む。
そのまま頭でも撫でようかと伸ばした手が止まり、入口に視線をやるように顎で示した。
数秒後、ノックと共に執事が部屋に入ってくる。手に持ったトレーにはポットやカップが載っている。
部屋の隅にあるテーブルを整えると、壁沿いに直立して佇む。二人に紅茶を供するために待機しているのだろう。男は執事に語り掛ける。

「あぁ……俺が注ぐから、君は下がっていいよ。君の役割は理解しているが……そうだな。
ラインメタル人の俺よりうまく注げる自信があるならばお願いしようかな」

雇用主と客人の間で板挟みになっていた執事はどこかほっとしたような顔をすると大人しく退室していった。

カミーレ > 「お泊りされるのですかっ?ぜひ泊っていってください。当家のお布団はふかふかでとても寝心地が良いのですよっ♪」

少女はすべてがまとまったと早とちりしているがむしろここからが商談の本題である。
まだやるべきことは多いと少女に教えながらも宿泊の可能性を示唆した男に少女はぱぁっと表情を輝かせ実に子供っぽいお家自慢をしながら彼の宿泊を喜んで見せた。
男の口から少女の『役に立つ』役割が告げられると、まるで聞き分けの良い子供のようにコクコクと頷いて先ほど父と兄に褒められた時のことを思い出して一人にやけてしまうのだった。
彼のこの一言が少女の自己肯定感を少しばかりは見直させる要因となるのかもしれない。

「学院の生徒さんも…やっぱり女の子って、こういうのが好きなのが普通、ですよねっ」

男の意味深な笑顔に恥ずかしそうに振り向きながらもその言葉に同調して自身の性癖は別に普通のありふれたものであるのだと自分に言い聞かせ正当化しているような口ぶりで相槌を打った。
男の手が頭に伸びてくると少女の顔がうっとりと蕩けたが、男が手を離しドアの方を向いて数秒後にノックの音とともに執事が紅茶を持って入ってくると、少女は慌てて取り繕って、そのやり取りの最中目を泳がせながら二人の応酬を眺めているのであった。

「ははっ、私も当主に仕え数十年お茶を淹れ続けそれなりに自信はありますが、紅茶好きで有名なラインメタルの御方には敵いますまい。あっ、ですがあまり美味しく淹れすぎませぬよう。お嬢様の舌が肥えてしまっては私めの紅茶では満足してくださらなくなりますのでな。」

男の機転の利いた冗談でよほど肩の荷が下りたのだろう。執事はそんな軽口まで口にして当家自慢の蔵書をごゆっくり堪能くださいませとにこやかに退出していった。
執事は客人への応対にばかり気を奪われていたのか、少女の普段とは違う様子に気づくことはなく、また彼が少女の頭を撫でその先へ…などと画策している様子に気づくこともなかった。
今頃は使用人の間で客人の好感度は上がり、普段外の人と触れ合う機会のないお嬢様にも良い刺激になるはずと水を差すようなことはしないようにという触れ込みが回っているはずである。

「…はぁ、びっくりしました…。えと、お兄さん…いえ、ヴァン様…その、もう、大丈夫です…かね…?えと、えっと…続き…続きを…」

ヴァン > 少女が表情を輝かせると、ふふ、と笑いが零れた。
まだ少女は気付いていないことがあるだろうが、指摘するのは後にしよう。

「あぁ、男の子は冒険小説、女の子は恋愛小説ってのは変わらないね」

少女にあわせるように頷く。どちらにもロマンスは欠かせない。
執事の言葉には曖昧に笑ってみせる。確かに同じ素材で良いものが出来てしまったら彼等にとっては今後が大変だ。
とはいえ自分のできる全力を示さないというのも少女に対して不誠実か。
続きについて言及する少女の頭を撫で、テーブルを指し示した。

「折角用意していただいたお茶だ。お湯が冷めないうちに有難く頂くとしよう。……うん、いい茶葉だ。これなら……」

ポットやカップに指を当て、温度を確かめると満足そうに頷いた。手慣れた仕草で少女のカップに紅茶を注ぐ。
己の分は注がない。紅茶を注ぐ技量を少女にみてほしいのだろう。召し上がれとばかりに掌が動く。
男は椅子の一つに刀と鞄を置くと、何かに思い至ったかのように頷いた。

「最近は本以外の記録媒体を少しづつ図書館に入れ始めてね。音を魔術鉱石に記録して、いつでも再生できるものとか……。
俺の私物だけどここに現物があるから、どんなものか試してみるかい?」

鞄から黒い直方体を取り出すと魔導機械だと説明し、テーブルの上に置いた。丸いレンズが二か所についている。
続いて少女に黒い耳当てを渡すと、つけるように手でジェスチャーをする。音がここから流れるのだろう。

「正面の壁を見てて……」

察するに、映像と音声を復元するもののようだ。魔導機械の位置を微調整した後少女の背後に立つと、両手を少女の肩へと載せた。
圧迫感はないが、しっかりと添えられている。

カミーレ > 「ありがとうございます。いただきますね?…んっ、これ…本当に紅茶ですか?こんなに違うなんて…とても美味しいですっ♪」

男が紅茶を手慣れた仕草で注ぎ、差し出すと少女は冷めないうちにとカップの取っ手をつまみ、すすっと小さく音を立てながら啜る。
その香りの引き立ち方や舌ざわりは、いつも使用人たちの淹れる高水準の基準を持つ少女をして驚くほどに美味しく、男から見ても少女の感想に嘘偽りがないことは明白だろう。

「音の記録…ですか?気になります、試してみたいですっ!」

男が取り出した黒い機械。以前読んだ本の挿絵に先史時代の遺構として紹介されていたもので似たものがあったのを思い出しながら物珍しそうにそれを眺めていると試しに使ってみるかと提案されて食い気味で頷く。
いまいち使い方はわかっていないが言われるままに黒い耳当てを当て、男に言われるように壁を見つめる。
肩に手が置かれると、恥ずかしげだが満更でもなさそうな何とも言えない表情をして見せた。

ヴァン > 「この茶葉の場合は注ぐ前に軽く振ることで、味が均一になる。小さい葉だと味が濃くなりすぎるから難しいところだ」

専門的な話をしても少女には十分に伝わらないだろうと考え、単純化して話す。
お茶は愉しく、美味しく飲めればいい、と纏めてみせる。これで執事が困ることもないだろう。


壁に映し出されたのは、初めて二人が出会った日。少女が自己紹介をしている姿だった。耳当てからは少女自身の声が流れてくる。
――あの時、鞄は鏡台に置かれていた。鞄の中に潜ませていた魔導機械で、盗撮されていたのだ。
普段己が発する声とは少し違う、記録された声。他人に聞こえる声を、少女はどう感じるだろう。
少しだけ、少しだけ肩に置かれた手の力が強まる。自己紹介の後、壁に映された少女の身体は小刻みに跳ねる。
少女が驚いて大きな声を出せば、異常を感じてメイドが即座に入ってくるだろう。

「――さて。夕食まで時間もあまりない。まずは跪いてしゃぶるんだ。
あんまり時間をかけるなよ。誰かが探しにくるだろうから――」

少女の隣の椅子を引くと少女側へと向け、どっかりと足を開いて腰掛ける。およそ貴族らしくない振る舞い。
黒いズボンはベルトとボタンで留められている。少女なら容易に寛げることができるだろう。
髪型が普段と違うからか。意地悪を言う事があるものの優しさを含む普段の雰囲気が、ここ数分で急に消え去ってしまった。
目が細められ、青い瞳は深夜のように黒くみえる。低い声は窓の外の風よりも冷たい。

カミーレ > 「楽しくおいしく…お友達と開くお茶会で美味しく感じるようなお茶のようなもの…でしょうか…?」

変なところで真面目な少女は、単純に説明された物事すら一度解き、難しく考える悪癖がある。男の言葉をわざわざ難しくとらえては思考が絡まり首を傾げるのであった。
が、要するに誰が入れたものでも楽しく飲めるならばそれでよいのだということかと一人で納得し、お茶をくいっと飲み干した。
壁に移された映像はいつの間にか盗撮されていた初めて出会った日の映像であった。
肩に置かれた手の力が強まり、乱暴に横に椅子を引いて座った男の態度の変わりように少女の被虐心に火が灯る。

「ひゃっ…わかりました、ヴァン様…♡んっ、はふっ…♡ひゃんっ♡えへへ…ヴァン様の、相変わらず殿方の勇ましい匂い…♡」

壁に映し出された映像も、ちょうど男の肉棒を口で頬張っている自分の姿が映し出されている。
耳当てから流れる自分の声はとても幸せそうで、当時を思い出しながら少女は数か月ぶりの肉棒を求め慣れた手つきでベルトとボタンを外し、お目当ての肉棒を眼前に曝け出す。
むわっと鼻腔に広がる雄の匂い嗅ぎ、うっとりと頬を緩ませつつもそして時間がないのを思い出し、パクッと先端にしゃぶりつく。
リズミカルに顔を上下させながら奉仕を始めると、目を細め低い声で少女に指示する男の冷酷な態度が少女の劣情を煽り、四つん這いになっている内またをもじもじさせてしまう。

ヴァン > 下着の中から現れた男根はふっくらと膨らんでいるものの、完全な勃起には至っていない。
そういった意味でも時間が少ないのだろう。それに、『まずは』という言葉。
男が少女の奉仕を途中で止めさせ、男根を別の所に宛がうことを予想させる。

「――俺としてから、もっと経験を積んだのか?――」

揶揄するような口調だが、冷たい声色は普段と違って軽蔑されているかのような錯覚すら覚える。
鷹揚な仕草で魔導機械に触れると、耳当てから聞こえてきた音が消えた。
男は左手で魔導機械を手に取って――少女へと向けると、あるボタンを押した。

「――今、撮っている。いい貌をしろよ――」

少女の奉仕を受け、少しづつ屹立は固くなっていく。蒸れた匂いは今日一日分。
朝に洗ってきたのだろう。最初から咥えさせるつもりでここに来たのだと語っている。

カミーレ > 揶揄うような冷ややかな男の言葉に背筋をぞくっと震わせながらも少女は早くそれを別の場所に挿入れてほしいという願望が勝り、思わず被虐心を擽られ身悶えしてしまいそうになるのを必死で抑えて奉仕を続ける。

「ふぁい…んっ♡ヴァン様にもっと喜んでもらうために…ちゅっ、いっぱい経験してお勉強しましたっ」

魔導機械がこちらに向けられるときょとんとした顔でその水晶体を見つめた。
男の口ぶり的に、どうやらそこに反射する映像が記録されるらしい。
男の肉棒を頬張り嬉しそうに味わう少女の姿が機械に記録されていることを察すると、今まで味わったことのない言いようもない羞恥心がふつふつと湧き上がり、その新鮮な刺激が少女にはたまらなく感じてしまい頬を赤らめながらももっと辱められたいとばかりに少しずつ硬くなっていく肉棒を時折口から話して舌で弄んだり頬ずりしたり、精一杯媚びている様を見せつける。

「声も…記録、されているのですよね…?ヴァン様のおちんぽ、とても雄々しい匂いで…美味しくて…ご奉仕させていただき幸せですっ♡」

カミーレ > 【継続です】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からカミーレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からヴァンさんが去りました。