2024/10/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にカミーレさんが現れました。
カミーレ > 普段は両親に内緒のお忍びでもない限り外出を控えている少女だが今日は珍しく両親に懇願し、使用人に連れられて富裕地区につい最近建てられた大き目の図書館へとやってきた。
読書好きの彼女のために一貴族の邸宅とは思えないほどの蔵書量を誇る彼女の書斎にすら置いていないような珍しい本の集まった図書館は少女にとっては宝の山であり、自身の背丈の倍以上はある本棚を見上げながら目を輝かせた。

「それではお嬢様、夕方までには戻りますので読書をお楽しみください。何かありましたらこの魔道具でお呼びつけくださればすぐに駆け付けますので。」

ぺこりと頭を下げた使用人は少女にそう言い残すと図書館を後にした。
普段家の中で「良い子」を演じている少女。放っておいても平気だろうという信頼感が彼女を見張る目を緩めているようだ。
使用人の背中を見送った後で少女は図書館の奥の方、利用者や司書さえもあまり寄り付かないような一角へと歩んでいった。

「この本…!すごい、こんないやらしいこと…。へぇ、この建物、そんな集いが開かれてたんだ…今度いってみよう、かなぁ…えへへ…」

そこには焚書されてもおかしくはないような猥本や、性秘術などが記載された書籍の並ぶ区画であり、図解のある調教指南本や王都の隠れたアングラスポットをまとめた雑誌本などを見繕うと、本棚の間に隠れて読みふけるのであった。

カミーレ > 夕方になり迎えに来た使用人に連れられて少女は帰路に就くのであった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からカミーレさんが去りました。