2024/09/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシグルズさんが現れました。
シグルズ > 平民地区の酒場は賑やかでいいが、富裕地区のバーにも違った趣がある。
それに加えて、やはり酒の味が全く違う。
姿が馴染むという意味では、こちらの場所のほうが合っているのかもしれない。
声を潜める必要もないほど席同士の距離を隔てられた、ゆったりと広いソファ席にて、青年はシャンパングラスに注いだ黄金色の発泡する液体を傾けていた。
入口付近のこの席は、新たに部屋に入ってくる客も見えやすく、客からも目に入りやすい。

「高くて美味しいお酒は美女と飲みたいもんだけど……。
 こういうお店に来る人で、ツレがいない人は少ないんだよねぇ」

服装では浮かないが、ひとりで酒を飲んでいる姿は周囲から浮いてしまう。
なかなか完全に馴染むのは難しい。

シグルズ > 「ごちそーさん」

店の格に関係なく、飲食をする店を後にするときはそう告げるものだと学んだ青年は。
誰も聞いていなかろうが構わず口にすると、ジャラっと酒代をテーブルに置いて、静かに店を去っていった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からシグルズさんが去りました。