2024/07/27 のログ
ご案内:「王都マグメール・鍛冶工房」にエカテリーナさんが現れました。
エカテリーナ > 己の身なりを半ば隠すようにして工房の扉を叩いた女が携えるのは一振りの長剣。
長剣でありながらも、強靭さを保ちながら軽量化を維持する異国の技術を併せ用いたそのひと振りを携えて訪れる先は富裕地区の中にありながらこじんまりとした鍛冶工房。
ここは、己が帯剣するようになってから長いこと世話になっている工房だ。
富裕層地区にしては比較的廉価と呼べる価格ながら、王宮抱えの鍛冶にも引けを取らない確かな技術で大切な一振りを安心して任せることが出来る。

休暇を戴いた身は、久方ぶりに己の愛剣と呼ぶべき一振りを研ぎに出すために訪れた。

「いつも手間をかけてすまない。
今回もよろしく頼む」

ここに持ち込むときには、多かれ少なかれ愛剣の刃にはさざれが垣間見える剣身。
それだけ己の職務に忠実なのだといえばそれまでだが、愛剣に対して無理や過酷を敷いている自覚はもちろんある。
だからこそ、休暇をおしてまで己は手入れのために訪れているのだ。

ご案内:「王都マグメール・鍛冶工房」にヨハンナさんが現れました。