2023/12/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノーマさんが現れました。
ノーマ >  
「はぁー……なるほど、すごいもんだなー」

女の口から、感嘆の声が漏れる。
彼女の目の前にあるのは、大きな劇場。
身なりのいい者たちが次々と中に吸い込まれていく。

そんな中でいえば、彼女の出で立ちは至って普通。
逆に、浮いた存在だと言えよう。

「カネモチの世界ってどんなもんかなー、と思って見に来たけれど……
 なにより、サイズ違うねー」

サイズだけではなく、金銭感覚もビッグサイズ。
さきほど、胡散臭い目をされながら見て聞いてこっちもびっくりだった。

「ゲイジュツ、はちとうちには早かったかなー……
 お金もかかるし……」

さて、物見遊山半分だったのでこれで戻ってもいいわけだが……
どうしたものか、まだ見ていくか?と。
キョロキョロとあたりを見回していた。

ノーマ >  
「……うーん」

向こうに見えるのは、たしか……オンガクドウ、とか言われるやつだったか
ゲキジョウ、とかいうのはエンゲキとかをやるところだったはずで。
向こうは……オンガクか。

「見てみる……聞いてみる……うーん」

首をひねる。
ハードルが高い気がする

ノーマ >  
「よし、大人しく帰るかー」

悩んだ末に出したのは、そんな日和った答え。
此処に来るだけでもある意味の冒険では在ったのでやむを得ない

「……今度、誰かに相談してみるか……?」

といっても、自分に相談できるような相手はそんなにいないのだが。
そこに気が付き、軽いため息

「これ、まずはトモダチづくりからかねー?」

やれやれ、先が長いことだなあ、とひとりごちる
そもそもどんな相手がいいのかも、勘所が難しい

ノーマ >  
「さて、帰り道は……あっち、だったかなー?」

方向感覚には自信があるが、何分、街に入るとだいぶ鈍る。
色々ありすぎて、まっすぐ行く、ができないのが悪い。
道とか建物とか無視して行けたらな―、なんて思ったりする。
流石にそれをしたらマズイことはわかっている。

なら、道を覚えておけ、という話ではあるが……
記憶力は……そんなによくはない。

「やれやれ、道に迷わないことを祈ろうかねー。」

カネモチ区域だから妙なのはいないかもしれないが、ヒトっていうのはそう簡単じゃないのもわかっている。
まあそれでも、警戒を切らなきゃ平気だろう、なんて考えて

この区域からでていった

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からノーマさんが去りました。