2023/12/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にノーマさんが現れました。
■ノーマ >
「はぁー……なるほど、すごいもんだなー」
女の口から、感嘆の声が漏れる。
彼女の目の前にあるのは、大きな劇場。
身なりのいい者たちが次々と中に吸い込まれていく。
そんな中でいえば、彼女の出で立ちは至って普通。
逆に、浮いた存在だと言えよう。
「カネモチの世界ってどんなもんかなー、と思って見に来たけれど……
なにより、サイズ違うねー」
サイズだけではなく、金銭感覚もビッグサイズ。
さきほど、胡散臭い目をされながら見て聞いてこっちもびっくりだった。
「ゲイジュツ、はちとうちには早かったかなー……
お金もかかるし……」
さて、物見遊山半分だったのでこれで戻ってもいいわけだが……
どうしたものか、まだ見ていくか?と。
キョロキョロとあたりを見回していた。
■ノーマ >
「……うーん」
向こうに見えるのは、たしか……オンガクドウ、とか言われるやつだったか
ゲキジョウ、とかいうのはエンゲキとかをやるところだったはずで。
向こうは……オンガクか。
「見てみる……聞いてみる……うーん」
首をひねる。
ハードルが高い気がする
■ノーマ >
「よし、大人しく帰るかー」
悩んだ末に出したのは、そんな日和った答え。
此処に来るだけでもある意味の冒険では在ったのでやむを得ない
「……今度、誰かに相談してみるか……?」
といっても、自分に相談できるような相手はそんなにいないのだが。
そこに気が付き、軽いため息
「これ、まずはトモダチづくりからかねー?」
やれやれ、先が長いことだなあ、とひとりごちる
そもそもどんな相手がいいのかも、勘所が難しい
■ノーマ >
「さて、帰り道は……あっち、だったかなー?」
方向感覚には自信があるが、何分、街に入るとだいぶ鈍る。
色々ありすぎて、まっすぐ行く、ができないのが悪い。
道とか建物とか無視して行けたらな―、なんて思ったりする。
流石にそれをしたらマズイことはわかっている。
なら、道を覚えておけ、という話ではあるが……
記憶力は……そんなによくはない。
「やれやれ、道に迷わないことを祈ろうかねー。」
カネモチ区域だから妙なのはいないかもしれないが、ヒトっていうのはそう簡単じゃないのもわかっている。
まあそれでも、警戒を切らなきゃ平気だろう、なんて考えて
この区域からでていった
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からノーマさんが去りました。