2023/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアルティリスさんが現れました。
■アルティリス > しんと静まり返った夜道をピンヒールの硬質な音が穿つかのよう。
昨夜は朝方まで仕事をしていたはずの褐色肌の女は眠気が残る頭を振りながらゆっくりと歩いている。
どうも昨夜の記憶がはっきりしないのが気になるが午後まで眠っただけあって気分は悪くない。
また生活のリズムを戻すのに苦労はするだろうがそれはやむを得ないことだ。
夏の終わりを告げるかのような爽やかな夜風に吹かれながら、
伸びやかな四肢が美しく見えるように計算し尽くした歩き方を誰に見せるでもなく散策が続く。
「割と静かなものね……」
視線を感じる気がしなくもないが豪華な邸宅のいずれかから誰かが見ているかもしれないと意に介さず。
「昨日のお金があるからどこかで飲むのも悪くないかもね……」
■アルティリス > 白いミニワンピースの裾からすらりと伸びた脚を規則正しく動かし優雅な散策を続ける女。
一つにまとめて三つ編みにした長い銀髪は左肩から前に垂らして結んだ先が歩くたびにゆさゆさと揺れていた。
今日はブラも着けていないのでふわりと柔らかい胸の果実も上下にかすかに揺れる。
下腕部に着けた銀の腕輪は今ひとつ合わなかったかとしきりに気にしている。
「次の仕事はいつになるかしらね……。
広場で稼ぐなら顔役に挨拶をしないといけないから少し面倒…」
そんなことを呟きつつ、この機会にこの街の土地勘をつけるのも悪くないと当てもなく彷徨い続ける、
「このあたりは治安も良さそうだから安心よね」
■アルティリス > 大きな邸宅が立ち並ぶ整備された広い道を歩いていくと少しずつ賑やかな地区へと周囲の景色が移り変わってきた。
「このあたりから商業地区だったかしら?
街が大きすぎてすぐには覚えられないわね」
小さくため息をつくと落ち着いた雰囲気の店が立ち並ぶ道へと入っていく。
軽く飲むために適当な店を見繕うとなるべく安全そうな店へと入っていくのだった。
「ま、軽く飲んでから帰るとしようかしら」
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアルティリスさんが去りました。