2023/10/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアルティリスさんが現れました。
アルティリス > そのホールの中では仮面を着けた貴族たちが集まり中規模のパーティが催されていた。
テーブルの上にはたくさんの贅沢な料理が乗った皿が並び少しずつ手がつけられている。
そしてホールの端の方で貴族に呼ばれたのか奇術師がショーをしている。
奇術師の繰り出す芸の数々は魔法を使えば再現できそうなものがほとんどだ。
それにも関わらず奇術師に向けられる貴族たちの仮面の奥の目は期待に満ちていた。

いつもは踊り子をしている女もこのショーに参加していた。
奇術をするようなスキルは持っていないので奇術の助手をするかメイドに混じって貴族に対するサービスをする。
着せられているのは銀色のバニースーツだった。
どうやって染めたのかよく分からないがきらきらと周囲の光を反射してこの女の体型を強調している。

「……メイド服のほうがマシ…」

太腿にぴったりと貼り付いた網タイツをつまんでポツリと呟いてから慌てて周囲の反応を見た。
幸運にも気づかれていなかったらしくほっと胸をなでおろす。
内心を隠すための愛想のいい笑顔を浮かべながらメイドの手伝いをしていると奇術師から呼ばれた。
自分の他にもバニーガールは数人いる。
どの娘も男好きのするような見た目をしていて奇術師により横一列に並ばされた。

奇術師が一番左に並んでいたバニーガールの目の前で手をひらひらと振るとバニーガールが立ったままで失神した。

「……ぇ?」

こんな演目があるなんて聞いていない。
嫌らしい笑みを浮かべた奇術師が次のバニーガールの額に指先で触れて失神させた。
すらりとした肢体を集まった貴族たちに見せびらかしながら立ったままで眠っているように見える。

「聞いてな…」

『聞いてないわよ』と言い切るより前に目の前で奇術師が指を鳴らしたところで唐突に思い出した。
…奇術師が指を鳴らしたら自分は催眠人形になってしまうことに。
すぐに偽物の安心感に満ちた眠気が襲ってきて女にとっての時間が停止した。

アルティリス > 一列に並べられ眠らされたバニーガールたちは奇術師の操り人形となった。

一人はバニースーツのレオタード部分を自ら脱ぐように命令され、それから空中に浮かべられて大きな皿となった。
白い肢体の上には贅を凝らした料理が並べられて、貴族たちは肢体の感触を愉しみつつ上に乗った料理を取っていった。

もう一人は椅子と椅子の間にわたしたヒューマンブリッジにされそこがベンチ代わりになった。
貴族たちは柔らかい“ベンチ”に座ると豊かな胸や股間の感触を愉しみつつ猥談に花を咲かせる。


そして、褐色肌のこの女は自らバニースーツのレオタード部分を脱ぐよう命令されてから
空中に浮かべられて貴族に言われるままに淫らなポーズを取らされた。
身体を思い切り弓なりにするポーズ、M字開脚、まんぐり返し。
そして、最後には可動フィギュアの代わりにされて貴族たちの手により好き勝手にポーズをつけられる。

「…………」

実はこの催しはこれが初めてではない。
それを知らないのはここに集められたバニーガールたちだけだった。
いや、正確には毎回集められて記憶を消されてしまっているのだ。
それは褐色肌の可動フィギュアにされてしまったこの女も同じことだった。
奇術師はこの趣向により貴族たちの好評を博していたのだった。

アルティリス > 奇術師の指先が額に触れると意識が半分だけ覚醒した。
覚醒したとは言っても催眠人形であることには変わりがない。

酔った貴族の一人に命令されて貴族の手に持ったグラスに向かって自ら搾乳をさせられる。
褐色肌の女から搾ったミルクも白い肌の女から搾ったミルクとほとんど色が変わらないという冗談も女には聞こえていなかった。

「はい。おまたせしました、ごしゅじんさま」

蕩けた顔に虚ろな微笑を浮かべてグラスを持った貴族の足元にしゃがむと靴の先端にキスを落とした。
そのまま足を使ってひっくり返されると貴族たちの足で乱暴に扱われる。

他のバニーガールたちも同様に貴族に弄ばれていた。
一人二人と貴族によって持ち去られていってしまう娘もいる。
最終的に奇術師の元に戻されるのであれば問題ないようだ。

アルティリス > そして、この褐色肌の女も一人の貴族に手を引かれてどこかの部屋へと消えていった。
このあと一晩中玩具にされた挙げ句に記憶を消されて、また後日に同じようなショーに出されるのだろう。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアルティリスさんが去りました。