王都マグメールの王城近くに存在する富裕層が多く住む地区。
基本的な住民は貴族や資産家などになる。
豪奢な邸宅や劇場、音楽堂など文化的な施設が多い。
中には、アングラで悪趣味な施設やクラブも存在する。
見世物などにされる奴隷などは少なくない。
貧民地区や平民地区に比べれば治安はさらに良い。
しかしここも全て安全というわけではない。
金持ちほど人に言えない趣味を持っていることは多い。
ここに住む人間は特権階級が多い。
権力を持つ者が何か無法なことをしたとしても、もみ消されたり、衛兵たちも見なかったことにすることがあるだろう。
※富裕地区です。様々なシチュエーションや施設でお遊びください。
ご自身で考えた施設や、貴族の邸宅内などでもOKです。
参加者(0):ROM(1)
Time:07:02:46 更新
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からルーベルさんが去りました。
■ルーベル > その日は格別な出会いはなく。場の雰囲気と上等な酒精だけを楽しんで、その場を後にしてゆき…。
■ルーベル > 絢爛な調度品、仄暗く明かりを落とされた室内。
顔のどこかを隠す仮面の着用を義務付けられた酒場は客が忍んでやってくる場所。
一応は立場などを忘れて酒精など楽しむ場として。
あるいはそれを建前としてここに着てはいない…ことにして、密やかな話や邂逅を行う場として。
素性明かすのは自他どちらからも勧められはしないが、それをして楽しむ者もいる。
逆に言えばそこらの機微は当人同士で間違わなければ店としては許容するという程度。
秘密の酒場…の風味を楽しむような場所。ゆえに門戸もそこまで狭くはない。
貴族以外でも使えるし、同じく仮面を着けた店員たちも臨時雇われのものなども多く。
平民や、冒険者、昼間は別の職に就くものなどいろいろ。
給金も場所柄か、一応は守秘をと約する故か、相応に良いらしく。
(…学生やら、金に困る貴族やらも給金につられるらしいがのぅ)
自身も兎耳飾りのついた、顔の上部だけ隠す仮面を着けながら一席を使う老魔導師。
傍には店員が侍り、身体を触れられては愛想笑いを漏らし、酒を注ぐ。
そういうことまで含めたサービス内容でもあるのだろう。
誰ぞ知己が居たらそっと声をかけても良いし、気に入る店員を呼んでも…などと考えながら、注がれた酒精を口元に運んでいて。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーベルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から孫伯さんが去りました。
■孫伯 > 今日は早々に店じまい。偶には、と外へ飲みに出かけるのだろう。
■孫伯 > 富裕地区の邸宅街にあるその店。門扉へ看板がかかり開店を示す。
夜に入用であったり、この数日の成果を現金にしようとする者たちが押しかけ店内が賑わっていたのも数刻前の話。
今は持ち込まれた宝石や武具。装飾品の類を区分けしながら綺麗に磨く。そんな静かな時間。
「今日は素直な品が多い日ですね……一番処分し易いですが。」
少し面白みに欠ける。特段変わった事のない武具も装飾品も、艶出しを吹き付けて磨けば、新品とは言わないまでも味のある光を放つ。
それを台座に置いて後ろの棚へ飾ろう。そうして椅子に座りまた店番の時間。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」に孫伯さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からルーベルさんが去りました。
■ルーベル > その日は格別な出会いはなく。夜会の雰囲気と上等な酒精だけを楽しんで、その場を後にしていく…。
■ルーベル > 富裕地区で行われている、とある貴族主催の夜会。
この貴族は近年の戦争でいくらか功績を上げた新興の成り上がりで、家の興りを祝うもの。貴族同士の社交の場としてのパーティーというだけでなく、その貴族の今後の付き合いなども見込んだものとなっているようで。
高位の貴族は一部だけ、どちらかといえば戦争経験者であったり同じような新興貴族であったり、貴族だけでなく平民たちもドレスコードはあれど広く招かれている模様。
参加者の中には顔ぶれを見てあまり良い顔をしないものが、貴族側にも平民側にもいるが、それぞれお互い様というところだろう。この家の者は、そういった垣根へのこだわり薄い者と付き合いをしようとしているのだろうか…などと。
同じように戦争功労者としての立場で参加を乞われた初老の男はローブの裾を揺らしながらにぼんやり考えていた。
学院で見た顔、聞こえてくる話題から冒険者らしい者なども居て、開催主はせわしなく駆け回っている。
ルーベルの所にはすでに挨拶に来ており、顔合わせも済んでいるから、ほどほどで退席も考えたものの、
普段の夜会とも違う雰囲気は意外と興味深く、ついつい長居してしまっていた。
とはいえ、随分宴も進み、人もそれぞれ帰宅したり、別室でもっと色々な話をと散っていたりもし始めている。
開催主から男も部屋を用意されてはいて、平民相手、あるいはどうとでもなる相手ならこの場の事は……などと含みある言葉も貴族連中からは聞こえてくる。
平民側からすればたまったものではないだろうが、そこを逆手に縁にしようとする者もいるようで市井の者の逞しさを思わせる。
魔導師貴族自身は、程よく酒精を摂ってはうっすら赤くなる顔を人の減った会場に巡らせて、昏い色の金を細めて面白い手合いでもいないかと探していた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーベルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から孫伯さんが去りました。
■孫伯 > 「まぁ……とりあえずは、試してみましょうかね。」
箱に収めた一式を、もって店を閉めた後、奥の屋敷へと戻る。
ここ数日平穏だったはずの従者達が呼ばれ、幾名がその夜悲鳴を上げる事になるのだが、それはまた別の話。
■孫伯 > リングに通した指を変え行けば、その都度サイズが変わっていく。
恐らくはその装飾具が全て、当時の誰かのために誂えられたものなのだろう。
読める物ではないが、其のすべてに同じ模様が刻まれており──
「いつの時代にも、堕したい人間が居るのか、或いは……そういった身分を愛してしまったか。」
装着者を痛めつける、といった意図や悪意は感じられず。代わりに金色の鎖はリングやチョーカー、他アクセサリに接続出来るようになっていた。
となれば、夜の営み、そのエッセンスとして。或いは、他者へ見せつけるそれとして。
「しかし、ここまで揃うならもっと深くに面白そうなものがあってもおかしくなさそうですが──」
買取を依頼してきた冒険者パーティへ、依頼してみるのも面白いかもしれないと、
思案しながら背後よりアクセサリホルダーを持ち出すと丁寧に並べ始める。
さて、どうしたら映えるか── マネキンへ付けてみるのも面白いか、等。