2024/06/12 - 21:28~00:21 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」にマカナさんが現れました。<補足:(オタクにも優しい)世話焼きギャル彫師 >
マカナ > 今日の授業は一通り終了。
すぐに帰ってまっすぐアトリエに帰っても良かったのだが、今日は何となく気分的に少し学校をふらふらしたい気分だった。
だからとりあえずラウンジへと向かっていったというわけで。

ただ、マカナはなんだかんだでいろんな生徒や教師との距離が近い、顔が広い生徒である。故に

「お、センセ、ちゅーっす! え?あぁ、これからラウンジ~。ちょっとお茶してこうかなって。センセはまだ仕事?おつ~♪

あ、パイセン、ちゅーっす!」

などと、顔見知りに会っては声をかけて足を止め少し話してまた進む。そんなゆっくりとした動き故に、次から次へと新しくラウンジに来る生徒に抜かれていく。

とはいえ、マカナ自身はそれに全く気にした風もなく、あくまでマイペースに進んでちょうどいま、ラウンジに足を踏み入れた。

「や~、だいぶ混んでるねぃ。放課後はラウンジやっぱり一番人気か~?」

まずは席の確保と考えたものの、どうやら相席しかなさそうだ。
そこで先に注文を取ってこようとカウンターの方へと進んでいった。

マカナ > 「おねーさまーず、ちゅーっす! え?ああ、いつものと言いたいとこなんだけどー、今日はそれと甘いのも。
モノはおねーさまーずのおすすめでっ!」

ラウンジの管理をしている中年の女性たちを「おねーさまーず」と呼称して、いつものロイヤルミルクティとおススメのスイーツを注文する。

こんな調子でいろいろな所で良好な関係を結んでいるので、カウンターの向こうの配膳のおばさんたちが少し相談したうえで、出てきたものはマドレーヌが2個。
あまり珍しいものではないが、そのトレイを見やれば笑顔を深めてぱんっと手を軽く叩けば

「おー!さすがおねーさまーず。ロイヤルミルクティのド定番だけど、今日の一番がこれってわかればきっちり推してくるトコだいすき~♪」

いえーい、とカウンター近くのおばさんたちと軽くハイタッチをしてから、トレイを手にして振り返る。

さて、この相席前提の席状況でどこに行こうかとひと思案。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」にアリマさんが現れました。<補足:黒軍服 黒マント>
アリマ > 学院ラウンジの一角、賑やかな学生たちで溢れたテーブル席の一つをとある軍服の女が一人で占領をしていた。
生徒ではないし教師ではない、それは学院に通うとある家の生徒たちの保護者代わりみたいなもので、
頸から下げているプレートには「保護者」の文字がきちんと彫り込まれている。

己は残念ながら通うものではないので親から定期的に学院に行くように言われてから訪れ、
本来の保護者の親たちに成績表やらの写しを提出すべく―その過程で分かりやすく整理するのに
その書類をちらり見程度に見つつ 紅茶と軽食セットを頼み食べながら眺めるという行為をしていた。

「ふむ きちんと成績は良いようだ う、む 賑やかになって来たか」

気づけばラウンジが混んできたのでこれはいかぬと書類から視線を上げた際に
誰かしらと視線が交わったかもしれず。さていかがなものか?

マカナ > 「…………ぉ?」

見渡している中で、相席できそうなテーブルをいくつか見つけた。
が、その一つを見やった時に、うーむ?と少し難しい顔をした。

それは、『なんでこんなところにいるんだ?』という疑問。
とはいえ、考えていてもわからないものはわからない、というのがマカナの基本的スタンス。

だから気にせず近づいていって

「ちゃーっす!ここ、相席いいですかー?」

いつも通りに元気に挨拶。
そして、普通なら返事を待つのだが、今日この場に至っては拒否されることを最初から考えていないので、
あっさりとアリマの向かい側に腰掛けて、その顔を覗き込んでからにっこりえがお。

「あー、やっぱりアリリンだ~♪ ちゃーっす!
つーか、アリリン、学院生じゃないのにこんなとこになんで?」

そして、最も気になっていた疑問を最初にぶつけた。

アリマ > 「む」

視線が明確に交わった。
とある生徒とはっきりと視線が交わったのとこちらが声をかける前にあちら側から声がかかってきた。
1人テーブル席を占領していたのもあるが、そこから相席できるように素早く広げていた書類を纏めたり、
書類を読むことをメインにしていた状態から座れるようにするまで数分もかからずきれいにした手際の良さ。

1人占領していた罪深さもあり拒否することはないから
あちら側から相席を求められればその席に座れと視線を向けておきたい。

「うむ、よい。書類はどかした」

相席許可というかむしろ占領しててすまん、と無言の謝罪をしながら
再度ゆっくりと席に着きなおして求められた質疑に対して口を開く。

「マカナか。久しく。
 学院に弟や妹たちが通っててな、定期的に書類を受け取りに来ている。今日は成績表の写しを貰いに来た」

保護者として来たんだということも付け加えて答えたい。

マカナ > ちょっとだけでもテーブルがあいて、トレイで書類を汚さないことが分かったくらいであっさりこしをかけるが、
程なく片付く手際の良さに、小さく口笛を吹いて

「~♪  さすがアリリン。手際の良さは、あいかわらずだねぃ。」

アリマのこの手際の良さは尊敬に値するといつも思う。
大抵片付かないギャルなのだから、尚更。

客商売なので、汚部屋ではないのだが、良く見ると散らかっているのがマカナクオリティ。

そして、向けた質問に対しても過不足なく帰ってくる返事。
腕を組み、うーん?と考えるようにしつつ

「アリリンのとこの弟さんや妹さんっていえば、だいぶイイトコのお姫様や王子様じゃん?
そんな生徒いたっけなぁ…………ぁ。」

そんな言葉と共に考えていたのだが、どうやら思い当たった様子。

「アリリンとこって、イフレーア・カルネテル家ってったもんね?
だとしたら、あのふわふわした感じのかわいい子と、シュッとした感じのかわいい子。
シュッとした感じのかわいい子は、魔法学の授業の入れ替えで見た気がするぞ~」

流石に話まではしたことがないので名前はわからないが、噂から聞いた姿くらいは思いついた様子。
だが、流石に具体的な話になっていないので、誰のことを言っているか分かるかどうかはアリマ次第。

マカナと会話するときは、大抵はこんな感じなのだが。

アリマ > 彼女は確かここの学院生で彫師だったような記憶がある。
彼女は愛称の付け方がとてもうまいので感心するが己は愛称のセンスはない。
残念ながらそのセンスの覚醒は絶望過ぎるので諦めてしまっていた。
書類の束は丸めて丸筒の中にキュッとしまい込んでふたをし邪魔にならない場所に置く。

何度かこの学院で遭遇しているうちに知己になったはず。
彼女に向けては視線を時折向けながら紅茶を一口啜り飲み込む。

「うむ、王族ではあるがそれだけだ。
 そうだが、イフレーア・カルネテル家は一芸の家だ、
 ここには双子の片割れと弟だな、講師ではもう一人弟がいる。
 己にとっては自慢の弟と妹たちだ。己は学院には通わなかったからな、
 こうして来るたびにおねだりをして通うべきだったかと思っているよ」

学院に通うことなく騎士になってしまい今では侍従武官となった。
やはり美貌の良い妹と弟たちは認識されること嬉しい限りだった。
軽食のサンドイッチもむしゃむしゃと食べて無駄なく行動をしていく。

マカナ > 「えー?センセにもいんの?恐るべし、イフレーア・カルネテル家。」

生徒だけだと思っていたのにどうやら教師にもいるらしい。
それは純粋にすごいと思った。

その上で、通うべきだったかと告げるアリマの言葉に小さく笑いをこぼして見せて

「おやおや?もしかするとアリリンの先輩ちゃんになっちゃうのかな?あーしってば。
なんて冗談はさておいて、アリリンは十分に若いから、仕事に都合がつくなら今からだって通えるんじゃね?
って、あーしは思いま~す。」

元々この学院は年齢制限が緩い。
だから、アリマの年齢だったら別に通えそうだと思ってそんな言葉を口にしてみる。

そして、口にした後で少し考えて、いやいや、と頭を左右に振れば

「いや、どうみてもアリリンは、格闘技術とかのセンセだわ。生徒で通う未来があーしにはまったくみえませぬ~。」

自分で言っておいて自分で打ち消すマッチポンプ。
相変わらず落ち着きのない会話なのだが……

「……でも、あーしはアリリンの真面目で一本気なとこ、好きよ」

にこーっと笑顔でそんな言葉を付け加える。
この辺りが陽キャの陽キャたる所以なのかもしれない。

アリマ > 「講師でレオンハルトというのがいる、それが下の弟であるな。
 己と違い魔術師として講師になれるのだから腕はよいのだろう。」

講師もいるし生徒もいる、きょうだいの年齢差もあるし幅が広いので
上から下までバランスよく、また仲もよいと思う。
彼女からの問いかけや会話を拾い的確に答えたりしながら、
肩をすかしながらため息を一つしたりしたのは。

「マカナを先輩に持つのも複雑になるな。
 いや悪い意味ではない、仕事というか普段王都におらんから
 物理的に通うのが辛い、神聖都市から通うのは無理がなければあるいは、という具合だ。」

年齢制限が緩いとは聞く。
然し 普段の職場が女の場合 神聖都市にいることが多く、
学院は王都にある、年齢の問題は解決しても距離がもう小旅行。
通いたくても難しいのだと告げて 肩を落とす。

「ふむ、自衛のための格闘技術の教官か。考えてはいなかったな。」

教官としているのには気づかなかった。
感心するように瞬きをしてから嬉しそうに笑いかけるもいや無理だなとぼやく。

「そうか?女を捨てて真面目しか取り柄がないよ む、己も明るいマカナが好きだぞ」

陽キャ陰キャで問われたりするのならば
恐らく陰キャになりそうな女、さりげなくこちらも言葉を付け加えよう。

マカナ > 「レオンハルト?……うーん……あ!たぶん、あの算術のイケメンさん!」

名前を告げられて少し考えれば誰だか出てくるあたり、アリマネットワークは学院にもだいぶ広がっているようだ。

そして、アリマが難しい理由として挙げたものを耳にすれば、クスッと笑って

「そんなん、やりたいと思ったら別に大した障害じゃないとおもうけどね~。
それでも、ヤルダバオートの仕事が大事って言える真面目なアリリン、マジリスペクト。
あーしなんて、ほとんど王都にしかいないもん。」

そういう仕事なのだから当たり前だが、ヤルダバオートに行ったのはいつだっけ、位の反応。

そして、アリマを先輩に持つの下りであはは~と笑いこぼせば

「あーしを先輩に持つのはおススメよ?
気が付くと友達一杯、ベリーハッピー♪
学院生活が一気に明るくなると評判です~」

そんなことを口にはしてみるものの、この辺りは言葉遊び。
別に学院に入学しなくても、1週間くらい一緒に行動していれば、友達100人くらいは余裕で増やせる自信がある。

「そそ。アリリンはどっちかっていうと学院くるならセンセで入ることがおススメ。
センセなら別にそんなにずっといなくても何とかなるし。」

などと、言うだけ言っておいて、アリマがぼやくのを見れば、それは残念、とあっさり引き下がるのだ。

「いやいや、真面目ってなかなか難しいのよ?あーしなんてこんなにテキトーじゃん。

あと、女を捨てたなんて言うなら、あーしと今夜一緒に遊ぶ?
アリリンの女が目覚めること請け合い。

あはは、ありがと。あーしは明るさが一番の取り柄だからねぃ。」

隠しふたなりのセックスモンスターは、十分美しく、むしろかわいいとすら思っているアリマ相手なら、女目覚めさせるけど?と役得含めて超前向き。
もちろん、仲間に無理やりをするつもりはないから、乗るかどうかはアリマ次第だけれど。

アリマ > 「そう、レオンハルト。頭脳明晰の魔術師だ。」

独学で魔術を覚えた己とは違い学院や母の教えもあり
才能が開花した正統派の魔術師という認識である。
騎士になる事が夢だったので魔術に関する手順を踏んでいないのもあり、腕を組みむぅーんと唸ってから

「ヤルダバオートの教会に通えないのが一番の苦痛だ。
 祈りの場は王都にもあるが物足りん!家にもないしな。
 王都には家があるのがまだ良しとするかどうかだが」

仕事と宗教の信者として祈りの場があることは心の拠り所としては最高の場所。
月一でヤルダバオートに祈るために赴く身としては死活問題だった。

「学院に教官でか。前向きに検討することにしよう。
 教官で入ったとしてもマカナが先輩になるのは変わらんなあ。
 検討はするが今すぐは無理だなうむ。」

とても忙しいのでだいぶ年を喰らってからになりそうな気がしている。
引き下がってくれればすまんなと言葉だけの謝罪をこぼす。

「なに? 今夜?本気か???
 色気のいの字もない己の女を目覚めさせる猛者はマカナだったか。
 では存分に朝まで遊んでいただく事を望むとしようではないか!
 眠ることを諦めるとよい!」

何故煽るような言葉を口にしながら
ニヤリと笑いかけたのか。眠ってしまった女の喜びを彼女が起こしてくれるらしい望みをかけて
存分にその行いを身をもって受けてみたいと望む者だった。
果てしてアリマの女が目覚めたかどうかは二人だけの秘密としたい。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」からアリマさんが去りました。<補足:黒軍服 黒マント>
マカナ > 「あー、アリリン、ホンッと真面目だよねぇ。いや本当に。
もちろんいい意味でなんだけどさ。」

ヤルダバオートへ通うと言っている時点で相当真面目なのだ。
この感じからすると、聖天騎士は皆そうなのかもしれない。
だとしたら、自分はそこまで階梯登らなくていいや、と思ってしまうのは本末転倒なのかもしれない。

「いやいや、センセで入ってきたら、先輩もセンセっしょ。
アリリンの場合、弟くんが先輩になるんじゃね?っておもいまーす。」

そこに対してはちょっと修正を加えた。
流石に先生の先輩には生徒の自分はなれないと思う。

「あれあれ?アリリン結構乗り気?
だったら大丈夫。あーしはアリリン全然守備範囲内。
それどころかドストライク。
乗ってくれるなら、このままウチ行こ♪

アリリンが結構強いって噂は聞いているけど、
あーしだってなかなかもんだよっ!」

なんだかんだで話がまとまれば、いつの間にか食べ飲み切っていた食器を戻しつつ、
アリマと連れ立って帰宅の途に就く。

一度アリマを送って合流するのか、それともそのままアトリエに連れ込んだのかはまた別の話。
ただ、少なくとも、熱い夜を過ごしたことだけは間違いないだろう。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」からマカナさんが去りました。<補足:(オタクにも優しい)世話焼きギャル彫師 服装は「通学時」を参照>