2024/10/03 - 00:07~00:43 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にプリシアさんが現れました。<補足:名簿参照。学院指定の制服、但し翼を抑え付けない為に背中は開いている。>
プリシア > 好奇心旺盛な幼竜は、今日も新しい事を知りたくて図書館へと赴いていた。
此処に来れば書物という形ではあるけれども、色んな知らない事を知る事が出来るから。
行った事のないスペースへとやって来て、目に付いた本を手に取ろうと並ぶ書架へと目を向ける。

「えっと…」

キョロキョロと、空と蒼の二つの眼が目まぐるしく色んな本を探る様に視線を巡らせる。
特に何かコレといったものはないけれど、先ず目に留まるとすれば綺麗な見た目とか変わったタイトルとか。
そうした何かしら目立つ様なものとなるだろう。
そんな少女が足を向けた先はどんな種類の本の並ぶスペースだろうか、其れは彼女にもわからない。

プリシア > そうして気になりそうな本を探していれば、目に入ったのは何となく見た目が綺麗そうな本。
ズラリと並んだ中に綺麗なものが混じっていれば、目立つのは当然の事だろうか。
只、其れは書架の上の方の段、背伸びしても手が届かない様な場所に在るものだ。

でも、そんな状況であろうとも少女は迷ったり困ったりはしない。
慣れた様子で今度は何か違うものを探る様に見回せば、見付けた何かの元へとパタパタと駆け寄った。
其れは高い場所の本を取る為の踏み台、力が無くても動かせる軽量化されたものだ。
両手でしっかりと抱え持ち、ゆっくりとした足取りで気になった本の元へと戻って来て立て掛ける。

「ん、しょ…っと…」

一段目、二段目と慎重に上っていき、其れでも小柄な体躯もあってか何とか手が届く程度の高さ。
グッと背伸びして目的の本を取ろうとする。
そんな彼女の心情を現す様に、小さな背中の翼が、スカートから少しだけ覗かせる尻尾がユラユラと揺れ動く。

プリシア > 「んー…っ…」

頑張って手を伸ばし…指先が触れれば、少しずつ取り出していき。
やっとの事で手に取れば、其の本を胸元へと両手で抱え込む。
本の内容を見ない侭に、踏み台から一歩一歩ゆっくりと降りていって。
ちゃんと踏み台を元の位置に戻してから、其れを読む為にテーブル席へと向かうのだった。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からプリシアさんが去りました。<補足:名簿参照。学院指定の制服、但し翼を抑え付けない為に背中は開いている。>