2024/11/03 - 18:15~00:33 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にミルラさんが現れました。<補足:TS娘/152cm/金髪碧眼/規定の制服姿>
ミルラ > (短い金髪に碧い瞳。着用しているのは学院が指定している真新しい制服。
 本来は成人済み男性の騎士という姿を持つが、ある因果で得たもう一つの少女の姿は、今後戻る気配はないという。
 少女時に行ける範囲は限られ、戦闘もままならず、無為に時間を過ごすこともあった。
 もどかしく感じていたところに「それなら学院でも通ってみたらどうだ」と、入学願書を持ちだしたのは元上司。
 確かにいつでも編入を受け入れる校風ではあるが、気づけばとんとん拍子で話が進んでいった。
 恐らくは潜入任務の一環を託したいのだろう。なんとなく察している。
 だがいざ学生の身分として通うとなるとなんだか不思議な心地がする。
 とは言え騎士の任務もあるので毎日は通えないが、この膨大な書物が収められた図書館に通えるのは大きい。

 広々とした館内を歩きながら、本棚が陳列する中に様々に納められる蔵書。
 それらを見ながら、時折手に取ってはページをめくり、本棚へと戻す。
 見ているのはこれまでの歴史の中で王国が対峙したという魔族や魔物について描かれた専門書。
 魔王級の力を持ち魔族の国に所領を持つネームドについて。
 それ以外にも種族ごとの特性や生体などが事細かに書かれていたり、単純に意思なき魔物であったり。
 変異体、二つ名持ち、亜種、などなど。
 興味深い一冊に気付けば立ちっぱなしで本棚の前で読みふけっていた。)

「……魔族の国にいた魔物や魔族も、載ってる」

(一度行ったことがある魔族が集まる国のことを思い出して小さく呟く。
 パラ、パラ、とゆっくりページをめくる音が静かに響き、徐々に館内から人の気配がなくなっていくくらいには、時間はあっという間に過ぎていって。)

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にトーラスさんが現れました。<補足:三白眼の黒目。ぼさぼさの黒髪を無造作に後ろで束ねる。顎に不精髭。頬に傷痕。>
トーラス > 非常勤講師という肩書を持つ、ベテラン冒険者に取って学院は聖なる学び舎である。

――――等という事は当然なく、不真面目な中年講師にして見れば、
己の性欲を満たす為の年若き娘達が集まっている餌場という認識である。
何しろ、教育機関の側面を持ちながらも、王国の腐敗具合を保ち続けるこの場所では、
教員が生徒に手を出す事は馬頭らしくもなく、一部の女学生の中には、
授業料を払うために自ら売春行為に手を染める者も出ている始末。

「さて、と……、ん?」

似付かわしくない図書館に足を運んだのも、地下にて秘密裏に運営されている生徒達の売春窟へと足を運ぶため。
だが、その途中、人気のない書架にて、熱心に書物を読み耽る少女の後姿を見掛ければ、口端が歪められ。
足音を忍ばせて冒険で培った隠密行動にて距離を詰めれば、背後から彼女の身体を抱き竦めようとする。

ミルラ > 「……植物系の魔物の種類、細かくするとこんなに分類があったのか」

(ぶつぶつと熱心に読みふける集中力が強いほど周囲への意識が散漫になる。
 戦闘に身を置く経験がこの少女の姿ではまったく活かせていないのも、一種の呪いか。
 だからこそ背後から、ベテランの冒険者が本格的な隠密行動で気配を消し近づいてくることも気付けないのは当然で。
 彼からすれば無防備極まりない姿だっただろう。
 次のページを捲ろうとした両腕が突然無骨な腕に抱きすくめられて、心臓が止まりそうなぐらい驚き分厚い本が絨毯の床の上へと落ちる。)

「――――ッッ?!」

(背後から両腕で抱きすくめられた体は驚きの余り硬直し、身動きが取れなくなる。
 何が起きたのか理解するより先に、はく、と開いた口から悲鳴を上げようとした。
 もしそれで怯むなら、左手首につけている護身用の魔道具を発動させて、背後にいる何者かを麻痺させて動けなくしようとするつもりで。
 しかしそれらの行動をとるより先に、歴戦の戦士である彼の方が速いだろう。
 "こういうこと"に手慣れているのであれば猶更、非力な娘は彼の欲望を満たす餌でしかない。)

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からトーラスさんが去りました。<補足:三白眼の黒目。ぼさぼさの黒髪を無造作に後ろで束ねる。顎に不精髭。頬に傷痕。>
ミルラ > 『移動します』
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からミルラさんが去りました。<補足:TS娘/152cm/金髪碧眼/規定の制服姿>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」にシロナさんが現れました。<補足:白髪ショート ベレー帽 学生服 ショルダーバッグ>
シロナ > 授業が終わり、気が付けばそれなりに良い時間になっていた。
 普通で言うなら、こんな時間の授業と言うのは頚を傾ぐこともあるだろう。
 ただ、占星術の授業となると、星々を見なければいけないところもあり、夜間の授業に成ってしまう。
 興味があったから、参加をして、星を見つつ、占いの為の授業を受けていたのだけども。

「流石に……眠いねぇ……。」

 あふぅ。
 小さく、桜色の唇を開けて、眠気を飛ばす様に、欠伸を零して、それから大きく伸びを一つ。
 ぽきぽきぱき、と、軽く凝り固まった体を解して、軽く体操をしてみる。
 ずっと上を……天を見ていたのもあったので、首もこきこきくきくき。
 肩を回したりしつつ、ラウンジへと入って行く。

「すみませーん……ジャンボウルトラパへと……。
 眠気覚ましのブラックコーヒーをお願いしまー。」

 眠いので、有符亜伏しながらも、注文をして、適当に腰を掛ける。
 時間も時間だから、余り生徒もいない。
 恐らく宿舎住まいの学生と、自分と同じように夜間授業の生徒だろうか。
 真紅の瞳でキョロりと周囲を見回し、少女は知り合いを探す。

シロナ > 流石に時間も時間だからか、ラウンジには、知り合いは居ないようだ。
 作ってもらった甘味と、にがぁい珈琲を飲んで、眠気を軽く飛ばす事にして。

「さてさて、と。」

 家に帰らねばならない、シロナは、此処に寮をとっているわけでは無く通学徒。
 遅くなっても家に帰る手段はあるので、帰らねばなるまい。
 流石に明日は授業は休みなので、其処は安心するべきか。

「おやすみなさいと。」

 残っている教職員に挨拶をして。
 シロナはラウンジを去っていくのだった―――。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」からシロナさんが去りました。<補足:白髪ショート ベレー帽 学生服 ショルダーバッグ>