2024/06/03 - 14:16~16:57 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」にシロナさんが現れました。<補足:18:00リミット約束無し  白髪ショート ベレー帽 学生服 ショルダーバッグ>
シロナ > 学校とは。学ぶところである。
 何を?文字を、算数を、体術を、魔術を、人との関係を。
 様々な事を教えて、様々な事を学ぶべき所、と言うのが一般的な認識だ。

 さて、そして、学生諸君はどうなのだろうか?
 可愛い恋人を探すための場所となるのだろうか?
 未来の為のコネを見つけ出す場所となるのだろうか?
 どんな場所にするのかは、それこそ、その学生の思うべき所だろう。

 さて、今日の授業は―――。

「魔法の基本。」

 そう、魔法と言う物はどう言うモノなのか、今、魔道具も合わせて国が豊かになっている。
 しかし―――だ。
 魔術師と言う物は、魔導師、と言う物は多くはない。
 その理由と言うのは、魔道具で出来る事を、態々魔法として覚える事のナンセンス、と考える人が多いのだろう。
 特に、貴族達とか、そうなのだと思うのだ。

 シロナに関しては、武器は得意だが、魔法は其処迄ではない。
 淫魔として、才能で使えるけれど、技術としての魔法は覚えてない。
 家で叔母に学ぶという方法もなくはないが―――、速攻で締めだされた。
 妹のフィリは、確りと弟子となって英才教育をされているのに。

 むう、と思いながらも、授業でやってくれるから、シロナはしっかりとノートにメモを取る。
 魔法と言う物、四大属性、ether理論、詠唱方法や、紋章方法。
 入り口の入り口を教えてくれる先生。
 専門的なものは、そっちの授業を採るべき、と言う事なのだろう。

 シロナは、メモを取りながら考える。

シロナ > 「…………。」

 ちらり、板書を眺める。
 魔法の使い方を懇切丁寧に説明してくれている。
 面白いかどうかで言えば、面白くない。
 大事だし、判らない事であるから、本当に必要な情報だというのは判る。
 ただし、凄く眠くなる、何これ、聖書を唯々羅列で呼んでいるのか、と言わんばかりの棒読み。
 他の学生たちは、眠そうだ。
 何となくわからなくもない、だって、シロナ自身眠い。
 寝たら意味が無いし、お金が勿体ない。

 とは言え、もっと、どうにかならないのだろうか。 
 家に帰ったら、フィリに訊いてみたくなった。
 叔母の授業は、眠くならないのだろうかと。

 大きく伸びをして、眠気を振り払うために頭を右左。
 板書はちゃんと続けて置く。

シロナ > きーんこーんかーんこーん。
 終了の鐘が鳴った、その瞬間、眠そうな学生も、居眠りしていた学生も。
 真面目な学生も、そうでない学生も。

『いぇあぁぁぁぁ!』

 と、叫んで、ダッシュで教室から去って行く。
 そんなに楽しくなかったのか、楽しくはなかったが。
 同級生が、どたばた去って行くのを見て。
 最後の板書を確認してからシロナは、そのまま荷物を仕舞い、教室を去って行った。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からシロナさんが去りました。<補足:18:00リミット約束無し  白髪ショート ベレー帽 学生服 ショルダーバッグ>