2024/07/14 - 14:15~23:36 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にラリーさんが現れました。<補足:160cm半ば きっちり着込んだ男子の制服、黒縁眼鏡>
ラリー > 昼休みの図書館。読書スペースの片隅で一人、分厚い本を読んでいる目立たない男子生徒。
すでに昼食は済ませ、昼休みの終了を告げる予鈴が鳴るまでは読書にふけるつもりである。
その一方で、獲物になりそうな対象がいれば術を仕掛けてやろうと油断なく周辺に気を配ってもいる。
予鈴までに見つからなければ、仕方無しと諦めるだけ。
そんな、いわば釣りのような心持ちで少年は昼休みの時間を過ごしてゆく。
現在読んでいるのは巨人族に関する資料。
以前に一度小人になる夢を見たが、今度はその逆でやたらでかい体格になる夢を見たからだ。
詳細はあまり憶えていないが、視線の高さだけがやたら印象に残っている。
しかしこんな夢を見るあたり、自分には自覚のない変身願望でもあるのだろうか…。
内心で首を傾げながら、少年はページを一つ捲った。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からラリーさんが去りました。<補足:160cm半ば きっちり着込んだ男子の制服、黒縁眼鏡>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」にシーリーンさんが現れました。<補足:名簿参照/移動可/23~24時頃まで>
シーリーン > 冗長的な授業。
大教室では教師が魔術をマイク代わりに声を響かせ、授業を進めている。
魔術についてだとか、触媒についてだとか。
大教室が全て埋まる程ではないが、それなりの数の生徒が聞き、ノートをとっている。
自身もその中の一人。
いかにも真面目ぶった表情で、お勉強以外興味はありません、という風体でノートをとっている。
…が、時折眼鏡の奥の瞳に『退屈ね』というような気配が見え隠れしている。
まぁ、実際退屈ではある。
自身にとってはそこまで興味を引く授業内容ではない。
ノートを取りつつも、この後どうしようかしらね、と考えている。
空腹ではあるし、おあつらえ向きに授業はそろそろ終わりの時間が見えている。
瞳だけを動かして、周囲の様子を伺ってみるが―――?
シーリーン > 「ん…」
終業のチャイムが鳴る。
周囲の生徒達がぞくぞくと席を立っていく。
自身も立ち上がり、その流れに紛れていくだろう。
その中で獲物が見つかるは…。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からシーリーンさんが去りました。<補足:名簿参照/移動可/23~24時頃まで>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にピュリュさんが現れました。<補足:15歳/148cm/ミレー族、雪白の髪、淡紫の瞳、少し大きめの制服+紅い首輪>
ピュリュ > ふと。気づけばすでに窓から見える景色はとっぷりと夜の色合いに染まっていた。
照明のお陰で文字列を追うことにまったく不自由はなかったものの、没頭具合に我ながら少し呆れてしまう。
楽しみにしていた旅行記が入荷したということで、ついついテーブル席の一角で読み耽ってしまった。
とはいえ、そういった本の虫は少なくはないのか、図書館にはちらほらと人がいる。
貸し出しが禁止されているせいで、この場所で完読してしまいたくなるものだろう。
かたり、と小さく音を立てて、椅子から立ち上がり持ち出してきていた図書を胸に抱える。
ややオーバーサイズの制服を身に着けた白い髪の小柄なミレー族の少女が、ひょこひょこと立ち並ぶ書架のほうへと足を運ぶ。
そのたびに、ちりん、と小さな音が響いた。
首元の紅い首輪につけられた鈴からのものだ。
それをからかう意地悪な生徒もここにはいない、故に感じるささやかな解放感。
持ち出してきた図書を戻すべき棚を見上げて──
「…………えー、と…」
小さな迷う声が漏れた。
分類番号とそれが収まるべき場所は、はるかな高み。
届かない。
専用脚立を探して、淡い紫の瞳が、きょときょとと彷徨った。
ピュリュ > 自身が使った時とは違う場所に置かれた脚立を見つけると、少しバランスに苦労しつつそれを抱えて運ぶ。
何しろ、脚立とは別に持ち出してきた本も共に抱えている。それを落としたくはない。
やや時間をかけて脚立を目的の書架へと置き、倒れないかを確認するように軽く揺すってから、一歩、足をかける。
一段、一段。慎重に、登り。
あるべき場所へと本を返すと、ほっとしたように表情を緩め、脚立から降りると軽やかな足取りで図書館を去った。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からピュリュさんが去りました。<補足:15歳/148cm/ミレー族、雪白の髪、淡紫の瞳、少し大きめの制服+紅い首輪>