2025/01/30 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にエリビオさんが現れました。
エリビオ > 濛々と湧き上がる湯気があがる混浴風呂。どこか綺麗なお姉さんはいないかなと見渡しながら湯船に爪先をつけようとして。
咄嗟にひいた。

「いけないいけない。公共のマナーを守らないと」

湯に浸かる前に掛け湯をするのが常識だと、脱衣所に書かれていた注意書きを思い出した。
桶のおかれた一角へと方向転換して木製のそれを改めて近づく温泉の内に差し入れ。
ざぶん、と体へかけていく。一瞬肌が粟立つような心地の後、溢れる湯の熱が染み入るようで。
ほ、と息を吐き出しながら2度、3度と湯をかけた。黒髪は愚か爪先までなみなみと濡れた。
額に張り付く前髪を無造作にかきあげて静かに湯船に慎重に脚を差し入れていく。

「熱ッ……冬だから熱めにしてるのかな?」

悪戦苦闘、少しずつ脚を差し入れる度にぶる、と大きく肩を震わせる。

エリビオ > 爪先から震えながら肩まで入れば毛先を開くような刺激も熱に溶けて。夢心地気分で湯に浸かって一日を過ごしていった。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエリビオさんが去りました。