2025/01/04 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にサウロさんが現れました。
■サウロ > (国外への遠征任務を終えて王都へ戻ってきた時にはすっかり年も明けていた。
報告書作成を終えて少し遅めの新年の休暇を貰って、やってきたのは温泉旅籠。
いろいろと忌まわしい記憶の多い場所であり、出来ることなら近付きたくない場所ではあるが、
長旅の疲れを落とすには最適な温泉が多くあって魅力的だ。
一部屋取って室内で軽く入浴を済ませた翌日の朝方、人もまだ起き出してこないだろうという時間に公衆浴場へ向かう。
湯あみ着に着替えて露天風呂へと向かえば、冷たい風が頬を撫でた。
まだまだ春は遠いと思わせるような寒空ではあるが、日が昇らない明け方の澄んだ空気は気持ちがいい。
湯面から湯気が立つ温泉の脇でかけ湯をして熱を浴び、体を温めてから温泉に浸かる。)
「はぁ~……」
(深々と吐く息。手足の末端までじんわりと温まっていく感覚。
男湯に女湯、混浴湯、いつ切り替わるかもわからない魔法がかかった旅籠だが。
人の少ない時間帯であればこうしてじっくりと温泉の良さを堪能できるいい所だと思う。
たまに変な成分が混ざることもあるという噂だが、それは一旦端に置いておこう。
短い金糸の髪を湯につけないようにしつつ肩まで沈めて、岩肌に凭れかかって空を見上げ、
今日もいい天気になりそうだと平和なことを考えながら、人が来るまで湯舟を独占して大いに寛いでいた。)
■サウロ > (どれくらい時間が経ったか。
十分すぎるほどに浸かって上がる頃には白い頬や肌はうっすらピンクがかって、体は温かく火照っている。
体の芯から十分温まった体は陽が昇る頃に多少和らいだ風もものともしない。
湯浴み着の裾を軽く搾って足早に露天風呂から屋内浴室へと戻れば、体を洗い流していく。
頭からざあ、と温かな湯を浴びて、ふう、と息を吐いた。)
「さて……この後はどうしようかな」
(濡れた前髪を掻き揚げて後ろへと流して、この後の予定を考える。
朝食兼早めの昼食を取りに旅籠の食堂へ向かうか、或いはラウンジで軽食を頼むか。
そろそろ他の客の姿も見えて来るだろうから、部屋に持ってきてもらう方が良いかもしれないな。
顎に手を当てて色々と考えては、脱衣所へと向かって歩き出して。)
■サウロ > (脱衣所で湯浴み着を脱ぎ、体を拭き。
着替えを済ませた後は、タオルを首にかけて温まった体に機嫌を良くしながら自室まで戻っていっただろう──。)
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からサウロさんが去りました。