2024/11/27 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にアイオンさんが現れました。
■アイオン > 温泉旅館「九頭龍の水浴び場」、其の温泉区域にある一室。
薄暗い部屋の中に熱せられた岩が置かれ、その近くには温泉の流れが部屋の密閉を崩さない様に流れている。
所謂サウナ風呂と言う種類の風呂であり、其処に充満する湯気は九頭龍温泉の源泉を蒸発させたもの。
暑さや蒸気が足りなければ、温泉を岩に掛ければどちらも同時に上昇する仕組みで設計されている。
そのサウナの中に一人の人影、茶髪の小柄な影が時々湯を岩に掛けて蒸気を発生させる。
白い肌を流れ落ちる汗が蒸気を発生させる際に時折岩に零れ蒸発する。
気持ちよさの為か能力の制御が甘くなっている様子で、其の蒸発した汗と肌を伝う流れ落ちる汗は、影の持つ淫魔の体液の効果を薄く発揮し。
密閉された部屋の中にその力を含んだ蒸気と香りが充満している。
「ふ、はぁ…思い切り汗かくのって気持ち良い、なぁ」
小柄な影が、呟く。
その声は声変わり前の幼い物、けれど何処か艶があり。
声に関する能力は持っていない筈の影の声は時折誰かを惹きつける事も。
■アイオン > そうして暫く、汗を流した後で。
サウナ風呂近くにある冷水風呂へと移動し、その体を冷ます。
汗をしっかりと流すためシャワーを浴びた後で、脱衣室へ。
置いてあった衣服を身に纏うと、宿から外へ。
「さて、今日はどこかよろうかなぁ」
白いローブに付いたフードを被ると、そんな呟きと共に人並みの中へ消えていく。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からアイオンさんが去りました。