2024/11/17 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にテンドンさんが現れました。
テンドン > 洗体!ヨシ!洗髪!ヨシ!!角磨き!ヨシ!!!
皆で使う浴場故に、綺麗に使わなければならない。
湯気の立ち込める現場に足を踏み込んでから、石鹸とタオルを駆使して徹底的に汗水と垢を落としておいた。
木桶から落とす湯に洗い流された新陳代謝の賜物たる老廃物よ、水溝の彼方にへとサラバ!

「テンドン。着水しまーす」

そっと足指から湯の中にへと漬かり始める。
此処最近無茶苦茶寒いので底冷えしている体は湯けむりを浴びてお湯をかける程度では全く十分ではない。
垢の層が落ちたばかりの肌は何となく敏感になっている感覚、あちちち。
だからゆっくりと、様子見をしながら湯の中にまで入る。丸いラインの肩までとっぷり波紋を広げる湯面の下に沈んだ。

テンドン > 「はへ……」

芯からぬくい。粗相をしたかのようにぶるっと全身が震える。表情筋の弛緩しきったトロ顔。
両足をゆっくりと湯底で真っ直ぐに伸ばせる浴槽の広さよーーーー!!
ぐいーっとついでに全身を伸ばすように万歳に腕を挙げた拍子に、じゃぷ、と、音を立てて一瞬水没しかけた肉の毬が浮上する。
丸々と頭以上に大きく、日ごろから負担をかけてくれる体の一部たる自分のお乳だ。
窮屈に今日も抑え込んでいたので何となく解放感を覚えているような気もする、ヨショシ、今日も頑張ったものだ。

「寒い場所だと生き物は皮下脂肪ばんばん貯めてるって言うけど。ボクは全くこれの恩恵を感じないんだよなあ。普通に寒いし」

重力に逆らうお湯の浮力を乳乗せ台。
ラクチンな湯治スタイルで橙色のリラックスした吐息を漏らし漏らしに湯淵に背中を預ける。
気持ち良すぎだ……。

テンドン > 「…お湯上がったら塩欲しい」

今日も死ぬ程、世界の物流に貢献して来たのだ。
消耗した体の必要不可欠な栄養を補給してやらねばならない。

「夜鳴きそばとかやってるかな」

施設内で店がなければ施設の外をあったかい恰好でぐるぐるするのも悪く無い。
湯冷めしてしまうかも知れないけれども、何ならもう一度漬かり直すのも一興。

「お疲れ様我が体よ、という事でお酒も入れちゃおう」

それで体がぬくぬくぽかぽか十分温まるやも?

テンドン > 「寒い時期も捨てたもんじゃないよね。暖かいのが身に染みるし」

ぱしゃっと湯を手で掬って顔に被る。
ぷひゃあ。という顔の顎の辺りからぽたぽた滴る湯雫。

「若干乾燥し過ぎるのも玉に瑕だけど。寒風に当たってるとすーぐお顔がぱりぱり。マダムに貰った保湿液使ってみようかな」

富裕地区に配達中にお金持ちの奥さんから貴方も使ってみなさいよぉ!と化粧品のお裾分けを貰ったのだ。

「元々若くてお肌張艶抜群なのに、また綺麗になっちゃうな…困るぜ…」

ふうっと吐き出す悩ましい溜息に湯けむりが泳ぐ。
体の髄まで熱がたまってきた、当てられて肉体が弛緩する、だらー。

テンドン > 「……よっし」

十分にお風呂でぬくまった。
ざばーと湯を散らしてお風呂から上がる。

「それじゃ、夜食にしよう。夜食ー」

関節まで凍り付いていた膝もお湯の力で解凍済。
足取り軽やかにしてお風呂場の外にへと出て行くのであった。
小腹の減っている胃袋をなだめるお宝を求めて繰り出さん、街にへと!

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都マグメールの平民地区に存在する歴史ある老舗の旅籠。
その名物は宿の名前の由来にもなっている、遠く九頭龍山脈から
魔導機械を用いてはるばる汲み上げているという温泉である。
宿泊客は勿論、日帰りの入浴客にも解放されている温泉は、
日々の疲れを癒そうとする人々に好評を博している。

「ふぅ、……いい湯だなぁ、っとくらぁ」

そんな宿名物の露天風呂に浸かるのは中年の冒険者。
少々音程の外れた感のある鼻歌を口ずさみながら透明な湯に
肩までを沈め、両手両足をだらしなく水中にて伸ばし切る。
ごつごつとした岩で作り上げられた混浴の露天風呂には、
彼以外の客の姿が見えず、事実上の貸切状態を存分に堪能していた。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からトーラスさんが去りました。