2024/11/03 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にアークさんが現れました。
■アーク > 昼下がりの温泉旅館。
夜がいかがわしい分、昼は出歩いている人も少なくどことなく寂しくも感じる浴場を整備している少年。
事後の洗い場を流したり、放置されている桶を回収して元の位置に戻したり、備品を補充したりと、
小さな体でちょこまか、あっちに行ってこっちに行って。
お客さんにお願いされればマッサージをしたり飲み物を運んできたり、抱き枕になったり、お話しや酌もするが今は幸か不幸か只のフリー。
身体を動かす労働の楽しみに少年はどこか上機嫌。
■アーク > 露天エリアのお掃除をしていれば植えられた木からこぼれ落ちた落ち葉の掃除をして、お湯の表面に落ちて漂う葉っぱを回収するために魔術を編み、行使して水面に水の流れを作り落ち葉を一か所に集めて一網打尽にしたり。
ひと段落したところでふと頭上を見上げれば黄や赤に色づいた紅葉に青空、穏やかに体を包む太陽にゆるい一息を漏らしながら次は葉っぱや秋の実をモチーフに何かを作ろう等と思案を始めて、体を冷やす風の中ぼんやりと、無防備に棒立ちになった。
■アーク > いくら昼差が4吏とはいえ、20分30分と某っと立っていれば体はすっかり冷えていて、
小さな体があげる抗議はくしゃみとなって体が冷えたことを告げて。
「…っ… ふぁ… クチュッ」
ムズムズした鼻。手をやりくしゃみを小さく響かせてから身動ぎ一つ。
冷えた体を小さく震わせると、現実に引き戻されたようできょろきょろ。
兎にも角にも一度温かい所に避難と、近くに温泉やらで温められたホカホカの岩のベッドがあったことを思い出して、少年はそちらへと移動。
だれもいなければそれをいいことに休憩とばかりにそのぬくぬくとした岩のベッドの上にコロンと横になって冷えた体を温め始める。
じんわりと伝わる熱が心地よくふわぁなどと気の抜けた吐息が漏れた。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からアークさんが去りました。