2024/10/21 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都マグメールの平民地区に存在する老舗の旅籠。
その名物は宿の名前の由来にもなっている、遠く九頭龍山脈から
魔導機械を用いてはるばる汲み上げているという温泉である。
宿泊客は勿論、日帰りの入浴客にも解放されている温泉は、
日々の疲れを癒そうとする人々に好評を博している。

「ふぅ、……いい湯だなぁ、っとくらぁ」

そんな宿名物の露天風呂に浸かるのは中年の冒険者。
少々音程の外れた感のある鼻歌を口ずさみながら透明な湯に
肩までを沈め、両手両足をだらしなく水中にて伸ばし切る。
ごつごつとした岩で作り上げられた混浴の露天風呂には、
彼以外の客の姿が見えず、事実上の貸切状態を存分に堪能していた。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「はー、極楽。極楽」

混浴の露天風呂の熱い湯に浸かりながら、夜風を浴びる。
少し肌寒くなってきた今日は格別の風呂だ。
ひと肌寂しい女のひとりもいると思ったが、そちらは当てが外れた。

「まあ、ちびちびやるか」

夜風を受けると古傷が疼く。身体を揉みながら一息。
酒を持ち込んで、お猪口で呷りつつ。熱い息を吐いた。